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ミステリー 書評

【ブックレビュー】美澄真白の正なる殺人(著:東崎惟子)

更新日:

【作品情報】
 作品名:美澄真白の正なる殺人
 著者:東崎惟子
 ページ数:304
 ジャンル:ミステリ―
 出版社:新潮社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 正義度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : サスペンス系が好きな人

■作品について

私たちは、どこで間違ったのだろう。
天主堂と聖歌の町で、「正義の味方」を目指す女子高生の美澄真白(みすみ・ましろ)は、八年ぶりに再会した親友・紫音(しおん)と、楽しい学園生活を過ごしていた。
紫音の抱える闇に気づくまでは――。
事故死し たはずの母親、虐待と思しきいくつもの痣……。
聖なる夜、大切なものを守るため、痛々しいほど真っ白な少女が犯す完全に正しい罪の炎。
衝撃のラストが心を穿つサスペンス。

■良かった点

物語暴投で誰が殺されたのかは明示される。
誰に、なぜ、どのように殺されたのか?
そこに至るまでを描いていく作品。

主人公の女子高生・美澄真白は警察官の父親を持ち、自身も将来は警察官になりたいと願う少女。
そのためにずっと努力をし続けている。
そんな真白が、幼い頃に仲が良かった紫音と八年ぶりに再会し、楽しい学園生活を送るようになるのだが。
紫音と仲良くなっていくうちに、紫音が抱える闇に気が付いていく。
紫音と、紫音の家族が抱える問題といおうか。

紫音を守るには、紫音を助けるにはどうすれば良いのか。
まだ力のない真白は、それでも自分にできることを考える。
紫音を助けることが出来るのは自分しかいないのだと、ある意味で自分を追い詰めて。

ミステリ―ではなくサスペンス。
真白がいかにしてその結論に至ったのか。
真面目であると同時に、どこか狂気にとらわれてしまった真白。
あの結末は必然だったのか。
ifを考えたくなりますね。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

面白く読めました。
真白の同級生の男子の役割がなんだかなぁ、という感じではありましたが。

 

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