【作品情報】
作品名:ゼロの激震
著者:安生 正
ページ数:415
ジャンル:エンタメ
出版社:宝島社
おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
激震度 : ★★★★★★★☆☆☆
こういう人におススメ! : パニックものが好きな人
関東北部では、金精峠で土砂崩れが起こり、足尾町の人々が原因不明の死を遂げ、
富岡で大火災が発生するなど大災害が頻発していた。
そんな折、元大手ゼネコン技術者の菊川のもとに、突如奥立という男が現れる。
すべてはマグマ活動にともなう火山性事象が原因であり、これ以上の被害を阻止すべく、
東京湾第一発電所の建設に携わった菊川の力を借りたいという。
だが、菊川の協力もむなしく秩父鉱山で大噴火が発生、やがてマグマは東京へと南下していく。
このままでは関東が壊滅し、最悪の場合、日本、そして世界までもが滅んでしまう――。
地球規模の未曾有の危機に元ゼネコン技術者、地質学者たちが挑むパニック・サスペンス巨編
クライシスものは盛り上がりますよね。
地震、台風、津波、噴火等々、災害列島である日本にいる限りは避けられない自然災害。
あくまでフィクション、エンタメという中であれば読み物として楽しむことができます。
本作では、マグマ活動に伴う災害が日本で頻発する。
自然の驚異ではあるけれど、それを引き起こしたのは人為的なもの、工事によるもの。
関東地方が壊滅していく状況の中、ゼネコン技術者や地質学者たちがそれに立ち向かっていく。
しかし、さすがにここまでのことが起きるのでしょうかね?
大地震、大津波は、ある意味で現実感があります。
噴火も実際に起こりえること。
本作はそれを上回るような大事に発展しており、マグマというか地球が持つエネルギーの凄さはここまであり得るのかもしれないのかと。
パニック小説ものは限られている分野でもあるだけに、そういったものを楽しみたい人はいかがでしょう。
本作は技術者の誇りというかに強めに焦点があてられている感じですね。
うーん、なんだろう。
パニックもの、クライシスものとして盛り上がるところもあるんだけれど、なんとなく全体的に間延び感がある。
盛り上がるのが最後っちゃあ最後だけで、それまでは政治のやり取りとか、関係者各位の動きとか、そういうところで、イマイチ没入感が少ないか。
