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【ブックレビュー】煉獄の獅子たち(著:深町秋生)

更新日:

【作品情報】
 作品名:煉獄の獅子たち
 著者:深町秋生
 ページ数:376
 ジャンル:エンタメ
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 容赦なさ度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 楽しめるノワール小説が読みたい人

■作品について

関東最大の暴力団・東鞘会で熾烈な跡目抗争が起きていた。
死期の近い現会長・氏家必勝の実子・勝一と、台頭著しい会長代理の神津太一。
勝一の子分である織内鉄は、神津の暗殺に動き出す。
一方、ヤクザを心底憎む警視庁組対四課の我妻は、東鞘会を壊滅すべく非合法も厭わない捜査で東鞘会に迫る。

『地獄の犬たち』の前日譚。

■良かった点

楽しませてくれた、『地獄の犬たち』

【ブックレビュー】地獄の犬たち(著:深町秋生)

【作品情報】  作品名:地獄の犬たち  著者:深町 秋生  ページ数:440  ジャンル:エンタメ  出版社:KADOKAWA  おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆  どっぷりハマって読みたい度 : ...

続きを見る

その前日譚となります。
最初、シリーズの話とは知っていたけれど、続きの話だと勘違いしていました。

関東最大の暴力団の跡目を巡り反目し合う二つのグループの抗争。
そして、暴力団を潰そうとする警察。
この3つの勢力の凄絶な潰し合いであり、殺し合いである。

物語を進める主な登場人物は二人。
一人は、東鞘会で主流派から外れた勝一の子分である織内。
一人は、アウトローな刑事の我妻。
勝一をてっぺんに上らせるために体を張ってひたすら突き進む織内も、暴力団を潰すため突き進む我妻も、強い肉体と執念をもってアウトローの世界を生きていく。
路の先に待ち受けるのは殺し合いであり、死であり、血である。
それは親しくしていた身内であろうが誰であろうが関係ない。
自分と別れた路を歩む者とは、決して交わることはないのであるから。

重要と思われた人物達が序盤であっさり殺されたり。
話しを進める中で裏切り、謀略、暴力はどんどんエスカレートしていくのは、やはり深町作品の醍醐味か。
もったいぶらず、スピーディーにガンガン進んで血を流していく。
まさにこれこそ、という展開である。

『地獄の犬たち』に続く話であり、先に読んでいた場合は誰が生き残ることになるのか分かっているわけだけど、それでも楽しめる。
個人的には、結構忘れているところがあったので問題なかった(笑) 十朱(というか、十朱の本名)が出て来た時に、「ああ・・・」という感じで。

甘い結末など訪れない。
止まろうが進もうが、待ち受けるのは地獄。
それでも男達は進むしかない。

そしてそんな男たちの話を極上なエンタメとして読むことの出来る作品なのです。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

『地獄の犬たち』ほどの圧倒巻までは至らなかったか。
もちろん、十分に楽しませてくれることには間違いないのですが、前作程のヒリつく感じはなかった。

ラストは賛否両論あるようだが、個人的にはアリの方向です。

 

 

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