【作品情報】
作品名:煽り煽られしてたネトゲ仲間が品行方正な美人先輩だった
著者:tama
ページ数:292
ジャンル:エンタメ
出版社:KADOKAWA
おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
主人公とヒロインを応援したくなる度 : ★★★★★★★☆☆☆
こういう人におススメ! : タイトルが気に入った人
“クロちゃん”こと神木玄人には仲の良いネット友達がいる。
“ゴリさん”と呼ばれるその人は格ゲーもFPSも強い女性ゲーマー。
年齢も玄人より一つ上の高校三年生だ。
ゴリさんは基本は礼儀正しく、優しい良い人だ。
ただ玄人と対戦する時だけは言いたい放題してくる。
玄人のほうもゴリさんの腕前に感心しつつ、楽しく煽りを返す仲だった。
なんだかんだ一番親しい女性でもあるゴリさんに、玄人は最近気になっている先輩への恋愛事を相談するのだが――。
ネットとゲームで繋がるトーキングラブコメディ登場!
ネットでの友人が、実は現実世界で近くにいる人だった!
それも、自分が密かに片思いをしている相手!
その恋愛相談をネットの友人にしていた!
という作品ですね。
ネットでの知り合いが現実でも知り合いだけど、それにお互いに気がついていない、そういう設定は珍しくはない。
あとは、ここからどう活かすか。
ネットと実物は性格とか言動とか全然違うから気がつかない。
だけど、ちょっとした会話とかの中にそれっぽいヒントが隠されていたりする。
まあ、それだけではなかなか紐づかないだろうけれど。
ネットの方が素が出ることが多いと思うので、ネットでうまく付き合えるなら現実でもうまくいくか?
本作は主人公もヒロインも素直でいいやつなので、読んでいて不快感はない。
主人公も、なんとなく素直に応援できるというか。
二人とも頑張れ! って感じになれる。
物語的にも、何か困難や大きなアクシデントがあるわけではなく、気を楽にして楽しんで読み進められる。
余計な横槍や、恋敵も出てこないし、ちょっと不器用な二人を見ていればよい。
物語としては完結もしているけれど、二人以外にもネットの知り合いの女性とかいるので、続くならその辺もからんでくるかも?
人気次第なのかな?
特にこれといった不満点はないかな。
滅茶苦茶凄いってわけでもないけれど、外れもしない作品。