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SF 書評

【ブックレビュー】天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART1(著:小川一水)

更新日:

【作品情報】
 作品名:天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART1
 著者:小川 一水
 ページ数:368
 ジャンル:SF
 出版社:早川書房

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 早く続き読みたくなる度 : ★★★★★★★★★☆
 こういう人におススメ! : 壮大なSFが好き

 

■作品について

女王ミヒルを駆逐したメニー・メニー・シープ。
太陽系から合流した二惑星天体連合軍(2PA)とともにカルミアンの母星に到達したセレスだったが、そこには超銀河団諸族の巨大艦隊が待ち受けていた。
カドム、イサリ、アクリラらの苦闘、目指す未来。
長らく続いていた一大SF叙事詩、その完結編がいよいよ幕を開いた。

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■良かった点

とうとうここまできたか! という感じですね、素直なところ。
今まで積み重ねられてきたものが、このⅩにて全てが集結する。
ここにきていきなり登場してきたエンルエンラとか、え、なにそれというのもないわけではないけれど、その姿を想像すると凄まじいとは思う。
今巻でもまた、幾つかのことが新たになる。
宇宙艦隊、その生成の歴史であり、人類がここまでに至るところで今まで抜けていた部分。
そういったものが序盤から補足されつつ、中盤から終盤でいよいよ「今」へとつながっていく。

救世群、ラバーズ、ノルルスカイン、カルミアン、そしてカドムやイサリ達。
Ⅰから長々と、積み重ねてきたものが一つにつながっていく感じというのはやはり読んでいて気持ちが良い。
良い方向に決着を付けようと皆が動き出す。
サブタイトルの響きからすればハッピーエンドになるに違いないと思いたいが、どのように風呂敷を包むのだろうかというのは非常に楽しみであり、気になるところである。
それはもちろん、ミヒルも含めての事。
さあ、早く続きを手に取ろう。

この作品の最大の難点は、シリーズが長いので前の話や設定を忘れてしまいがちな事。
本書の最後に年表と人物事典があるが、それでも細かいことは忘れてしまう。
でもこれで完結編になるわけで、今まで読んでいた人も、これから読む人も、最初から一気読みをすればよいのではないだろうか。
最初から読むことで、あらためて気づくことが色々あるはず。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

そんなことを言っている場合ではない。
完結に向けて早くPartⅡ、Ⅲを手に取るしかない。

 

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感想(0件)

天冥の標? 青葉よ、豊かなれ PART1 (ハヤカワ文庫JA)

 

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