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『僕の心のヤバイやつ』6巻感想。自分を認めることでようやく山田の好意が本物だと気付く市川

更新日:

 

みなさんこんにちは、神門ですぼくーやばー06

様々なラブコメがこのところ人気です。

そんな中、アニメ化されるのはいつだ、まだか!?

と言われている『僕の心のヤバイやつ』6巻です。

作品情報

作品名 僕の心のヤバイやつ
著者 桜井のりお
出版社 秋田書店
紹介対象の巻 6巻
ジャンル ラブコメ

作品の感想

5巻でバレンタインチョコ作りをしていたわけで。

今回はバレンタインデーから始まります。

学校内では期待する男子、義理チョコを配る女子など、おなじみの(?)光景が。

そんな中で市川も山田も落ち着きません。

市川は、何をするのが正解なのか悩みつつも、「今日は男子だ」といって女子からチョコをもらいまくる山田にチョコを渡す!

迷いながら、悩みながら、そういう行動力をみせるのが市川。

対して山田、学校では渡せず。

帰り道では市川の方から先に渡されてしまい渡せず。

そうして帰宅後、犬の散歩と称して市川の家の近くまで来て呼びだして、ついにチョコを渡す!

渡すだけではなく、男を殺すセリフを放つ!

もう、なんというか。

山田は明らかに、なんだけど、それをはっきりと口に出せないところ。

市川待ちであるところ。

そこが、もどかしくも、なんとも良い所でもある。

このセリフは・・・ずるい!

「僕の心のヤバイやつ」 6巻  桜井のりお/秋田書店より 引用

 

更に、二人で放課後制服デートとか。

山田の撮影現場を見学に行くとか。

もう、

「お前らつきあっているだろ」

としか思えない行動ばかり(まあ、前からそうなんですけど)

放課後制服デートでは、見られた姉貴にそう思われたり。

撮影現場では山田のマネージャーからは当然のように交際していると思われていたり。

そりゃそうだよね!

事実より先に、外堀から埋められていく感じなのも、ラブコメっぽさが出ていて良いですね。

これこそ、って感じで。

マネージャーに付き合っていると勘違いされていた

「僕の心のヤバイやつ」 6巻  桜井のりお/秋田書店より 引用

 

そんな二人を後押しするのは、やっぱり他者の介在。

登場するのが、山田に気がある南条パイセン。

南条が山田に接しようとすると、途端に積極的に邪魔をして山田を独り占めしようとする市川。

しかしついに、卒業式の後、南条パイセンが動く!

山田に対して告白、そして第二ボタンを貰ってほしいと告げる(古風!)

そんな南条に対する山田の回答。

それを耳にした市川。

明確に伝わった山田の気持ち。

果たして、市川はどう動くのか!?

 

結構な序盤から山田⇒市川への思いはわかりやすかったわけですが、市川だけになかなか動けず。

というのも、市川は自分で自分のことが認められなかった。

山田みたいな女の子が、自分のことを好きなわけがない。自分みたいな男を好きになってはいけない。

そんな思いがあったのだと思う。

だけど、市川なりに色々と頑張って、自分自身が山田のことを好きだと認めて。

そして、自分自身のことも認めて初めて、山田の好意というものを理解して受け入れることができだのでしょう。

・・・というところで7巻に続く!

山田の口からは・・・

「僕の心のヤバイやつ」 6巻  桜井のりお/秋田書店より 引用

 

とうとう明確に市川にも伝わった山田の気持ち。

だからといって簡単にいかないだろうなと思えるのがこの二人。

まあ、周囲(特に山田友達の女子、一名(ばやしこ)除く)にはバレているわけですが。

早く続きが読みたいです!

 

 

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