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【マリみてSS(景×聖)】二人のカケヒキ <後編>
~ 二人のカケヒキ ~ <後編> 景は落ち着かない日々を過ごしていた。週末は逃げるように外出して、聖と顔を合わせないようにしていた。 しかし週が明けてしまえば、いやでも大学で顔を合わ ...
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【マリみてSS(野島×祐麒)】伝えたいことができた日
~ 伝えたいことができた日 ~ 「――こらっ、練習中の私語は慎むこと!」 道場内に雛絵の叱責の声が響き渡る。 十二月、冬の冷たい空気は道場内に容赦なく侵入し、素足で踏み ...
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【マリみてSS(真美×祐麒)】同じリズム
~ 同じリズム ~ 卒業式を終え、予備校が正式に開講する4月中旬までの間、空白のような時間帯ができてしまった。 勉強は積み重ねが大切で、特に真美のように平凡な頭脳の持ち主にとってはそ ...
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【マリみてSS(由乃、祐麒他)】ぱられる! 14 素顔
~ ぱられる! ~ 「ぱられる14 素顔 」 9月も終わるというのに、まだまだ暑い日は続いており、日中は半袖でも問題なく過ごすことが出来るような陽気。 伊達眼鏡を ...
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【マリみてSS(色々・ネタ)】小ネタ集32 <りりあん荘 1-2>
<六号室住人> 六号室の住人は、まるでマリア様のようである。 「ごきげんよう、祐麒さん。今日もお掃除、精が出ますね」 にこやかな笑みと、穏やかな口調で、藤堂志摩子が話しかけてきた。祐麒も ...
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【マリみてSS(色々・ネタ)】小ネタ集31 <りりあん荘 1-1>
~ りりあん荘へようこそ! ~ 俺の名前は福沢祐麒。現在は浪人生なのだが、理由があって、ぼろっちいアパートの管理人をしている。 アパートには、ひと癖どころ五つも六つも癖のある住人ばかりで ...
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【マリみてSS(加東景)】加東景の百鬼夜行
~ 加東景の百鬼夜行 ~ 立ち昇る熱気。 頭上からは太陽の光がさんさんと降り注ぎ、足元からは砂の熱気が上昇してくる。 「いやー、やってきたねー」 「そうね……」 佐藤聖と加東景は二 ...
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【マリみてSS(景×聖)】二人のカケヒキ <前編>
~ 二人のカケヒキ ~ <前編> 大学構内、校舎に向かう道の途中。 不意に、私の背中を悪寒がはしった。 そう思った次の瞬間、後ろからいきなり抱き着いてきた手が、私の胸 ...
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【マリみてSS(栄子×祐麒)】遠くても近い
~ 遠くても近い ~ 年の瀬も迫ったところで、栄子は実家へと帰省した。実家といっても都内なのだが、少し田舎にあるので帰るとなると意外と時間がかかるのが曲者だ。 バスに乗って実家に帰る ...
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【マリみてSS(色々・ネタ)】小ネタ集30 ノーマルCP<未来4>
~ The story of one future ~ 「あの、祐麒さん」 祥子さんの綺麗な瞳が、俺を見つめている。何度見ても、慣れてしまうことなんてない。 ここは、小笠原家の祥子さんの ...