こんにちは、神門です。
人は誰しも秘密を抱えているものです。
何でもかんでも人にオープンなんてできるはずもありませんし、それが普通です。
そんな、人には言えない秘密を抱え、ウソをついている4人の仲良し(?)さんを描いた日常ほっこりコメディ『4人はそれぞれウソをつく』1巻の感想です!
作品情報
作品名 | 4人はそれぞれウソをつく |
著者 | 橿原まどか |
出版社 | 講談社 |
紹介対象の巻 | 1巻 |
ジャンル | 秘密を抱えた4人が織り成す日常ほっこりコメディ |
作品の感想
作品はまさにタイトル通り!
女子校に通う中学生、リッカ、千代、関根、翼。
4人は仲良し4人組として行動しているけれど、それぞれが誰にも言えない秘密を抱えていて、友人達にもウソをついて学園生活を送っています。
その秘密というのが・・・
- リッカ:宇宙人
- 千代:抜け忍
- 関根:超能力者
- 翼:女装男子
とまあ、どいつもこいつも!
ていうか、ウソで隠し通せるんかい!?
というような4人が集まり、なぜか友達同士になっちゃっているという。
まあ、類は友を呼ぶと言いますし。
「4人はそれぞれウソをつく」 1巻 橿原まどか/講談社より 引用
もうね、めちゃくちゃです(笑)
特にリッカ。
宇宙人といっていますが、ただの宇宙人ではありません。
本当は銀河革命同盟軍の大佐という、大それた地位についている人が天真爛漫なロリ幼女になってストレスを抱えながら学園生活を送っているという。
※別に好きで地球人に擬態しているわけではありません。事情があります
当然、地球の常識とは少し(?)異なった思考をもっているわけで。
そして千代はずっと忍として育てられていたけれど、それが嫌で普通の女の子として暮らしたいということで抜け忍となったわけですが、忍の里からは刺客が送られてくる!
だから千代も常識がない!
そんなんで学園生活が無事に送れるのかと思ったら、超能力者の関根は人の思考を読むことが出来るので、実は二人の正体を知っていてなんだかんだとフォローしてくれる。
ただし関根の超能力は同性限定なので翼の思考は読めないと、都合の良いこと。
奇蹟的なバランスを保っているからこそ、4人が織り成す非日常のような日常が、まあ楽しいこと。
「4人はそれぞれウソをつく」 1巻 橿原まどか/講談社より 引用
4人の設定を活かした絶妙なギャグ、というかコメディ!
4人ともギャグをするつもりはなく、あくまで精一杯。
だけど、生まれ持ってのものというか、育ちというか、そういうものからくる周囲とのズレに踊らされる。
あるいは、周囲が躍らされる。
この辺のセンスは素晴らしいと思います。
4人それぞれ可愛いですが、ここはやはり女装男子の翼(翼は姉の名前。本当は剛)を推したいですね。
ちなみに好きで女装男子として通っているわけではなく、双子の姉に無理矢理交代させられているだけです。
そんな翼に、1巻の最後ではとんでもない不幸が・・・・!?
「4人はそれぞれウソをつく」 1巻 橿原まどか/講談社より 引用
可愛らしい笑顔に容赦ないコメディ。
さらに、おまけがめちゃくちゃ豪華!
こんだけおまけが読めたら、買った方も嬉しいですわよ!
早く続きが読みたいです。
翼、どうなっちゃうの!?