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ファンタジー 書評

【ブックレビュー】後宮の烏 3(著:白川紺子)

更新日:

【作品情報】
 作品名:後宮の烏 3
 著者:白川紺子
 ページ数:304
 ジャンル:ファンタジー
 出版社:集英社

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 冷たく美しい物語度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 美しい幻想物語が好きな人

 

■作品について

夜伽をすることのない妃である烏妃・寿雪をめぐる物語の3作目。
前巻にて「梟」が残した羽根に、自らの行く末を重ねる寿雪。
迷い、戸惑うも、寿雪のもとには訪問者が絶えず訪れる。
そんな中、烏漣娘娘への信仰を脅かす『八真教』の存在が大きくなり、寿雪やその周囲へと近づいてくる。

■良かった点

シリーズ3作目ですが、物語がまた大きく動き出してきた感じです。
物語の骨子としては前2作までと同様、寿雪のもとに悩みを持つ者が訪れ、その問題を解決してあげる。
その中で、単に幽鬼を巡る話から、寿雪というか烏妃に関する動きが大きくなっていく。
話を進める中で明かされていく真実。
そしてまた発生する謎。
絡みあい、物語は魅力度を増していく。

それまで孤独であった寿雪が高峻や九九と出会い、どんどん外の世界にも出ていくようになり、世界が広がっていく。
同時に寿雪の周囲に人を増やしてく。
寿雪の優しさは、自然と彼女の周囲に人を増やしていく力がある。
だけど、烏妃にとってそれは危険なことでもある。
人との触れ合いを知り、温かさを知り、今さら昔の冷たく孤独な世界には戻れなくなった寿雪。
自分自身が弱くなっていくことを理解しながらも、止めることはできない。
だけど、寿雪はきっと新たな強さを手に入れていくことだろう。
それは、決して一人では手に入れられないもののはず。

温かくて優しいのに、どこか物凄く哀しくて冷たくて美しい世界。
それが、この「後宮の烏」という作品だ。

寿雪以外の登場人物達の過去も徐々に分かり始め、更に広がっていく物語の世界。
夏の王と冬の王はどうなるのか。
寿雪の心の内の悲鳴は届くのか。

続きが、待ち遠しい。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

やっぱりねー。
続きが読みたいよ、早く!
切ない物語の中では、九九の明るさが良いですね!

 

後宮の烏3 (集英社オレンジ文庫)

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