こんにちは、神門です。
女装男子とBL。
なんだろう。
BLは特別に読むわけじゃないのですが、TSとか女装系は読みたくなります(十分にBLを読んでいるといえる??)
そんな女装系の一つ、『恋する(おとめ)の作り方』の1,2巻の感想です!
作品情報
作品名 | 恋する(おとめ)の作り方 |
著者 | 万丈梓 |
出版社 | 一迅社 |
紹介対象の巻 | 1-2巻 |
ジャンル | 女装男子と幼馴染のラブコメ |
作品の感想
イケメンでスクールカースト的にも上位に位置する御堂堅士郎。
しかし彼には他の友人達には言えない秘密があった。
3人いる姉の影響を受けて、コスメが大好きだということ。
ファッション誌を切り抜き、情報を集め、実際にコスメグッズも収集しているけれど、残念ながらその知識や技術を活かす場所がない。
そこで堅士郎が考えたのは、幼馴染の日浦にお願いしてコスメの練習をさせてもらうというもの。
日浦は家族以外で唯一、堅士郎の趣味を知っています。
眼鏡で陰キャの日浦ですが、交換条件(ラーメンの奢り×3)で、その依頼を受けることにしました。
嬉々として日浦に化粧をしていく堅士郎。
そして出来上がった日浦を見てみると・・・・
そこには、元が陰キャとは思えない美少女が出来上がっていたのでした!
「恋する(おとめ)の作り方」 1巻 万丈梓/一迅社より 引用
ということでスタートする、女装男子のラブコメ(BL)作品なのです。
主人公は二人、堅士郎と日浦。
日浦は実は昔から堅士郎のことが好きだったけれど、当然ながらそんなことを口に出すことはできませんでした。
一方で堅士郎の方は、日浦を化粧するととんでもない美少女で尚且つ自分好みになっちゃったことでドギマギします。
自分の好きなように、自分の好みでメイクするのですから、自分好みになるのは当然のこと。
そこに、実はもとが良かった日浦のポテンシャルが発揮されて美少女に!
しかも日浦はメイクだけではなく、服も女の子のものを着るようになり、さらには女子の制服で学校に通い出すとまで言いだします!
陰キャだった日浦ですが、元々堅士郎のことが好きだったこともアリ、こっちの姿の方が本当の自分らしいと思うようになったのです。
とはいうものの、もちろんきっかけは堅士郎が「かわいい」と言ってくれたことから。
そんなことを言われたら期待せずにはいられない!
だから、可愛いと言ってもらえる姿でいつもいたいと思うようになるわけですね。
うーん、恋する乙女か!?
でも、どっからみても女の子ですけどね。
「恋する(おとめ)の作り方」 1巻 万丈梓/一迅社より 引用
女子の格好で通うことになれば、当然ながら周囲の反応も変わります。
え、日浦ってあの陰キャ眼鏡の!?
いるかいないかわからないようなやつだったのに!?
そもそも一度も話したこと無いし!
みたいな反応ばかり。
それでも可愛いは正義!
あっさりと受け入れられます。
今まで陰キャでクラスでも馴染んでいなかった日浦が、そうやって世界を広げていくことを喜びつつ、自分だけの日浦じゃなくなることにやきもきしだす堅士郎。
可愛いですからね、女子からだけでなく、男子からも様々な目で見られます。
だから、堅士郎も今までとは違って日浦のことを見てしまう。
可愛いのはもちろんだけど、昔の陰キャの時代からずっと仲良くしていたのは自分だけだ、みたいな嫉妬。
「恋する(おとめ)の作り方」 2巻 万丈梓/一迅社より 引用
可愛くなることで堅士郎に興味を持ってもらいたい、もっと近づきたい、好きになってもらいたいと思う日浦。
可愛い日浦に戸惑う堅士郎。
展開としては王道だけど、それがよい!
推すのはあくまで「可愛い」であり、エロとかお色気はなし!
いや、そこはかとないお色気はありますけれど、それは普通。
というか、男の日浦ですからね・・・
なんつーても絵が綺麗で日浦が可愛いのが全てです。
見た目だけではなく、元が陰キャで内気だから、反応とかも色々と可愛い。
例え男と分かっていても、好きになってしまう連中が出てくるのも仕方ないかと思います。
さてさて、果たして二人がこの先どうなるのか。
日浦の可愛いはどこまで突き抜けていくのか。
続きが楽しみです!