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ミステリー 書評

【ブックレビュー】スタイルズ荘の怪事件(著:アガサ・クリスティー)

更新日:

【作品情報】
 作品名:スタイルズ荘の怪事件
 著者:アガサ・クリスティー
 ページ数:361
 ジャンル:ミステリ―
 出版社:早川書房

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 ミスリード度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 古き良きミステリーを楽しみたい

■作品について

旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは、到着早々事件に巻き込まれた。
屋敷の女主人が毒殺されたのだ。
難事件調査に乗り出したのは、ヘイスティングズの親友で、ベルギーから亡命して間もない、エルキュール・ポアロだった。

■良かった点

アガサ・クリスティーのデビュー作にしてエルキュール・ポアロの初登場作品。
なんか最近、改めてクリスティーを読んでいるんですよ。

スタイルズ荘で発生した女主人の殺人事件。
女主人が再婚した夫に義理の息子たちやその家族、家政婦やら庭師やらお抱えの医師やら、怪しげな人たちが取り巻く環境。
舞台は整っているという感じ。

翻訳が良いのか、昔の作品ではあるけれどスラスラと読める。
クリスティーの文体とかもあるのかもしれませんが。
殺人事件は一つですが、それに対して散りばめられた伏線、それを回収していくポアロ。
ワトソン役(?)のヘイスティングス。
登場人物たちがポアロとヘイスティングスをはじめとして妙に人間臭いのがいいですよね。
機械的ではなく、人間臭く、だからこそ殺人の動機も含めて動きに対して違和感が少ない。

最後にさっそうと事件を解決するのは名探偵ならではですが。
クリスティーらしいミスリードの仕方で最後に真相を見せるのはやっぱり上手い。
これはきっちり騙されるというか、騙す書き方をしていますよ。

クリスティの孫にあたるマシュー・プリチャード氏による序文があるのですが、それを意識して読むと更に良いかも。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

処女作にしてこれは流石と言わざるを得ないのでは?
途中、読んでいて登場人物がこの人誰だっけ、みたいな人も出たのですが、それは私個人のせいでしょうかね??

 

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