SF ミステリー 書評

【ブックレビュー】君と時計と雨の雛 第三幕(著:綾崎 隼)

更新日:

【作品情報】
 作品名:君と時計と雨の雛 第三幕
 著者:綾崎 隼
 ページ数:288ページ
 ジャンル:SF・ミステリー
 出版社: 講談社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 切ない度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 一気読み系が好き

 

■作品について

大切な人の死を契機に何度も何度も過去へと戻ってゆく。
悲劇の輪から抜け出そうともがく綜士達であったが、嘲笑うようにして繰り返される死。
雛美の嘘とは?
そして三人目のタイムリーパーとの絡み合いは?
ループを断ち切るために戦う、第三幕。

■関連レビュー
「君と時計と嘘の塔 第一幕」
「君と時計と塔の雨 第二幕」
「君と時計と雛の嘘 第四幕」

■良かった点

三人目のタイムリーパーであることが分かった、綜士の思い人である芹愛。
今巻の前半では、彼女の物語が展開される。
二巻までは、綜士達が追いかけて護ろうとする存在だった芹愛だが、実はタイムリーパーとして一人、孤独な戦いを続けていたと知らされる。
別の人の視点に変わることで、また明かされる謎。
そして、芹愛の綜士への想い。
二巻まではタイムリープ・ミステリーだったところから、一気に恋愛色が強くなる。
だけど、これは良いアクセントと言えるだろう。
繰り返しものになるだけに、また今巻でもタイムリープの謎を追いかけるだけか・・・・と思わせない流れ。
この芹愛のパートを読むと、なんとまあ惨いこと。
こんなタイムリープを繰り返していたら心壊れるわ。
そして、綜士が見ていた芹愛の姿の理由がこれで分かる。

タイムリープの謎も分かってくる。
繰り返しには限界があり、それまでに抜け出せないと事実は確定してしまう。
それでも、やっぱり結末は悲劇へと収束していく。
もう、芹愛はタイムリープすることが出来ない。
その時に下す、芹愛の、綜士の結論とは?

そしてこのシリーズといえばラストである。
最後にまた、驚かされるわけだが、今回のを受けてこれ、もう駄目じゃないの? と思ってしまう。
絶望的な状況に追い込まれる綜士達。
果たして、次巻でどのような結末を迎えるのか、早々に第四幕に手を伸ばしたい。

やはり、第三幕は「転」であった。
さて、「結」はどうなる??

■ここが改善できるともっとよかったかも?

まあ、衝撃といいつつラストは「やっぱりね」でもあった。
だって、どう考えてもそうだようなぁと。
綜士がぼっちで友人いなかったのも、このためなんですよね。

 

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