どうもこんにちは、神門です。
私はマンガタリさんに作品紹介記事を寄稿していますが、記事化していなくても読んでいるさくひんは沢山あります。
さすがにマンガタリに寄稿しているレベルの記事を大量生産はできませんが、ちょいと感想くらいなら書けるので、小説の書評に加えて漫画の感想もこれから上げていこうと思います。
そのとき購入した単行本の感想になり、作品全体の感想ではありませんのでご注意下さい。
さて、栄えある一作目はこちら、『貞操逆転世界』2巻です。
作品情報
作品名 | 貞操逆転世界 |
著者 | 万太郎 (著)、天原(著) |
出版社 | キルタイムコミュニケーション |
紹介対象の巻 | 2巻 |
ジャンル | エロギャグ |
作品の感想
本作、もともとは原作者である天原氏の同人作品で、後に成人向け漫画として商業版が発売されました。
その作品が全年齢版となったのがこちらの作品です。
「この世界は普通と基本変わらないけど どうやら男女の性欲や貞操観念が真逆らしい」
この一文が全てを表しているといってもよいです。
男女の性欲が真逆になった「貞操逆転」を描いて、その内容がとんでもなく面白いのです。
貞操逆転なので、女の性欲の方が強く前面に押し出されて、一方で男のほうはその手のことは前面に出していない。
アダルトな商品も女性向けのものばかりがならんでいます。
商業版が同人版と異なるのは、主人公が女の子であること。
普通の世界から貞操逆転世界にうつってしまった市川桃奈なんですが、派手な見た目をしているけれど根は真面目なので、女の方がエロい世界にきて真面目に悩む姿が絶妙に面白い。
2巻でも面白さは問題なく継続。
色々な面から、性別によって異なるポイントを市川さん目線で考察しており、なるほどなーと思わされる。
- 銭湯における男女の思考や行動の違い
- ストーリーキングについて
- ナンパ哲学
特に個人的に笑ったのがナンパ回。
男の興味を引くためのナンパが「虫取り」って!
真剣に語る様子が笑えます。
「貞操逆転世界」 2巻 万太郎・天原/キルタイムコミュニケーションより 引用
この虫取りナンパ論だけでも十分に元が取れちゃう面白さ!
さて、そんな2巻の終盤ではなんと、同人版と同様に元の世界から男の子が貞操逆転世界に来ちゃいます!
男としての性欲をもった少年、貞操逆転世界ではモテモテになりますよね。
(何せある程度外見が良ければ、男の方がお金をもらってHなことができちゃう世界です)
商業版の中、どのような展開となるのか?
少年に目を付けられた、作品随一にアホでスケベな川島さんはどうなるのか?
早く3巻が読みたい!