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ミステリー 書評

【ブックレビュー】テロリストの家(著:中山七里)

更新日:

【作品情報】
 作品名:テロリストの家
 著者:中山七里
 ページ数:304
 ジャンル:ミステリー
 出版社:双葉社

 おススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 どんでん返し度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 こういう人におススメ! : 社会派ミステリーをまずは軽く手に取ってみたい

■作品について

国際テロを担当する警視庁公安部のエリート刑事・幣原は、イスラム国関連の極秘捜査から突然外された。
間もなく、息子の秀樹がテロリストに志願したとして逮捕された。
妻や娘からは仕事のために息子を売ったと疑われ、組織や世間には身内から犯罪者を出したと非難される。
公安刑事として正義を貫くか、父としてかけがえのない家族を守るか、幣原の選択とは―。

■良かった点

公安のエリートの息子がテロリストの疑いで逮捕されるという、なんとも皮肉な事態によって物語は展開していく。
本来なら自分がテロリストや思想犯といった疑いのある者を監視し続ける任務なのに、よりによって自分の家族が、という。
ただ本作は、テロについてをメインに扱ったわけではない。
テロリストが家族に?
ということを世間に知られたことにより発生するバッシング。
今まで知らなかった家族の顔や、家族との関係性。
職場をはじめとする周囲との関係性。
マスコミの報道や、顔の見えない国民たちの声。
そういったものの変容、そしてそれを知った主人公・幣原の心の動きを描いた作品といえよう。

まー、当然ながら周囲から酷い目で見られ、酷い扱いを受け、公安という職を家族にも話せていなかったから家族からも疎まれ。
読み進めていて楽しいと思えることがないというか、辛い事ばかり。
公安のエリートだとしても、父親として、夫としては落第点。
そういう人は実際の世にも多いと思うが、幣原もそういう男なわけで。
その点でも読んでいて、なんともはや。

中山さんだけに、それだけで終わるわけではなく最後に仕掛けもあるわけですが。
最後まで、なんというか読んで楽しかった、よかったと思える作品ではなかったかな。
まあ、一気には読めるんですけれどね。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

いやー。
やっぱり、孤立無援になっていく主人公の身になると辛いですよね。

 

 

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