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SF 書評

【ブックレビュー】地球の果ての温室で(著:キム・チョヨプ)

更新日:

【作品情報】
 作品名:地球の果ての温室で
 著者:キム・チョヨプ
 ページ数:384
 ジャンル:SF
 出版社:早川書房

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 ディストピア度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 終末世界を描いたSFが好き

■作品について

謎の蔓草モスバナの異常繁殖地を調査する植物学者のアヨンは、そこで青い光が見えたという噂に心惹かれる。
幼い日に不思議な老婆の温室で見た記憶と一致したからだ。
アヨンはモスバナの正体を追ううち、かつての世界的大厄災時代を生き抜いた女性の存在を知る

■良かった点

謎のダストによって地球が滅亡しかけた世界。
残された人類はほそぼそと日々を生き永らえつつも、未来を目指して進む。
SFであり、植物をモチーフに描いた作品。
植物だからっていうわけでもないけれど、とにかく静かに、ゆっくりと進む世界という感じ。
残された人々も、わずかな物資とか、安住の地とか、そういうのを求めて争いあう。
同じ地域でなんとか生き残っていた共同体も、ゆるやかに破滅に向かって行く感じ。
なんともいえない終末的というか、破滅に向かっていく感じが読んでいて漂ってくる。

とはいえ、一方的に絶望なわけではない。
復興を遂げた世界を舞台にもしていて、そこからダスト時代を振り返っているから。
その辺のさじ加減がなんともいえないところ。

この作品は雰囲気だな。
読んでみて、多くの人がこの世界がどのような光景なのかを想像するのではないだろうか。
その想像も、きっと似ているようで千差万別。
世界を想像させるっていうのは、作品としては強い。

弱点としては、物語に起伏があまりないので、読み続けていると疲れてくる。
ゆっくり、じっくり読んでいくのが正解か。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

読むのに時間がかかる作品です!
なんというか、重さを感じる。

 

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