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ミステリー 書評

【ブックレビュー】巴里マカロンの謎(著:米澤穂信)

更新日:

【作品情報】
 作品名:巴里マカロンの謎
 著者:米澤 穂信
 ページ数:297
 ジャンル:ミステリー
 出版社:東京創元社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 スイーツが食べたくなる度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : ほろ苦い青春ミステリーが好き

 

■作品について

小鳩くんと小山内さん。
謎に遭遇しがちな小山内さん、謎解きに取り組む小鳩くん。
小市民を目指す二人の高校生が解き明かす、日常の謎。

11年ぶりの新作短編集。

■良かった点

いやー。
春季、夏季、秋季。
発売されてからずーっと音沙汰なく、もう冬季は出ないのかと思っていたら出ましたね。
冬季だけど、タイトルは冬季じゃなかったけれど。
久しぶりに出た小市民シリーズは、短編集でした。
いずれも、スイーツ大好き小山内さんが喜ぶ(?)、スイーツに関連する事件を二人が解き明かします。

■巴里マカロンの謎

表題作。
小山内さんと二人でやってきたお店で注文できるマカロンは三種類。
しかし小佐内さんの皿には、あるはずのない四つめのマカロンが乗っていた。
誰が、何の意図で四つ目のマカロンを乗せたのか?

■伯林あげぱんの謎

個人的にはこれが一番好きだったかも?
新聞部で記事にしようとした伯林あげぱん。
用意した伯林あげぱんの中の一つにはマスタードが入っていて、「当たり」を引いた人が伯林あげぱんの記事を書く。
のだが、四人の部員の誰もマスタード入り伯林あげぱんを食べたと言わない。
なぜ、どうして?

高校生という立場を考えると、

そんなことってあるのか?
そんなこと考えるか?

というのはあるが、米澤さんの作品の高校生はみんなそんな感じなので、そこを突っ込んでも仕方ないだろう。
ひねくれているというか、ねえ?

短編ということで謎はどれもちょいとしたものだが、その謎が明かされた後に残るのがビターな味わいというのも、米澤さんらしいものである。
短編なので手軽にミステリーを楽しめます。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

いや。
久しぶり過ぎて秋季までどんな物語、どんな事件を解決してきたのか覚えていない・・・・

 

 

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