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【ブックレビュー】テミスの求刑(著:大門剛明)

更新日:

【作品情報】
 作品名:テミスの求刑
 著者:大門 剛明
 ページ数:307
 ジャンル:ミステリー
 出版社:中央公論新社

 おススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 物語の重厚度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 こういう人におススメ! : 冤罪を取り扱う社会派ミステリに興味あり

 

■作品について

地検で、必ず相手を「割る」と言われている凄腕検事の田島。
その田島が、殺人現場の監視カメラにとらえられ、事件の容疑者として捕らわれる。
殺したのは自分ではないと訴える田島。
浮かび上がるのは、かつて田島が担当した事件。

過去の冤罪と現在の事件が繋がる物語。

■良かった点

冤罪を取り扱った検事モノ。
検事の田島が罪を着せられる。
状況証拠的には田島が犯人としか思えない中で田島は否定する。
だというのに、肝心の事件の詳細を話してくれないので、弁護士や検事が奔走する。
なぜ田島は話そうとしないのか、事件の裏には何があったのか。
そこを考え、追いかけていくと、過去の冤罪事件に紐づいていく。

ぐいぐいと読ませていく強さ、そして文章自体は読みやすく先へ先へと進んで一気に読み切ることが出来る。
先が気になるし、事件の真相は何なのか、田島は何を隠しているのか、それを考えながら読むのも楽しい。
今の事件と過去の事件がクロスし、繋がるのも読ませてくれる。

また、検察と弁護士の対決もあるわけだが、単に有罪・無罪を勝ち取れば良いものではないと考えさせられる。
法廷において勝利とは何なのか。
どのような行動、決断が正解なのか、なんとも難しい。
冤罪と、有罪とは、紙一重。
犯罪を抑止するのか、疑わしきは罰せずなのか。
難しいし、決断した後の影響が大きいからこそ、我々は調べ、考え、悩み、その上で判断をするしかないのだろう。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

物語は興味を持って読み進められるし、文章も読みやすい。
ただ、大門さんの作品は他にも読んでいるけれど、どれもヒロインの女性が好きになれない。応援出来ない。
魅力的なヒロインを書いてくれればなぁ・・・・
あんな簡単に、秘密のことを色んな人にペラペラしゃべって、なんだコイツはと思わないわけがない。

 

テミスの求刑 (中公文庫)

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