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【ブックレビュー】負けヒロインが多すぎる!2(著:雨森たきび)

更新日:

【作品情報】
 作品名:負けヒロインが多すぎる!2
 著者:雨森たきび
 ページ数:287
 ジャンル:エンタメ
 出版社:小学館

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 マケイン度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : ヒロイン達との掛け合いが楽しいちょっと不思議なラブコメが読みたい

■作品について

夏休み後半。
たまたま喫茶店でだべっていた俺と八奈見は、驚くべき光景を目にする。
焼塩と、その思い人である綾野が2人きりで会っていたのだ。
さらには、2人を尾行する綾野のカノジョ――“勝ちヒロイン”朝雲千早ともニアミスしてしまう。

「私は光希さんと焼塩さんの浮気を疑っています」

あれよあれよと巻きこまれた俺たちは、朝雲とともに真相を探ることに。
焼塩にかぎってそんなことはと思う。
でも、2人きりのときの、あの想いがにじんだ顔は――。

負け確ラブコメ、待望の第2弾!

■良かった点

この2巻では、1巻では唯一、想い人に気持ちを伝えていなかった檸檬がメインとなる。
檸檬の想い人は、鈍感系の綾野光希。
体育会系の檸檬とは反対に、本好き文科系の光希。
そして光希には既に彼女がいるわけで、檸檬は本来自分の気持ちを伝えるつもりがなかったのに、うっかりと想いを光希に漏らしてしまう。
振り向いてもらえない、振られたからってそれで終わりというわけにはいかない。
光希の彼女である朝雲千早も含めて、三人の気持ちの落としどころを探り、決着させる2巻となった。

ラブコメではあるのだけれど、出てくるヒロインたちがマケインばかりなので、主人公の温水が全くラブコメモードに入らないのが逆に良いですね。
もちろん、八奈見とか檸檬、小鞠と少しずつ仲は深めていくのですが、それが恋愛に寄って行かない。
いや、実は彼女たちの中の隠しパラメータが少しずつ積みあがっていて、あるときどこかで一気に反転してラブコメモードに突入するのかもしれませんけどね。

なんつーか不思議な作品である。
ラノベで、可愛い女の子が多く出るラブコメ作品であるはずなのだが、そういう空気感が今のところ全くない。
でも、だから逆にある意味気持ちよく読めているところもあるのは確か。
年取ってくると、べたべたなラブコメもなかなか読みづらくなるのですが、本作ではそれがないからかな。
残念ヒロイン達の残念さも良いし、そんな彼女たちに対する主人公のかかわり方というか距離感も良い。
入れ込みすぎず、さりとて突き放しすぎず。
女の子たちを好きになってしまう感じも今のところなく、塩対応なところも多いけれど、重要なところは抑えてくれるというか。

1巻でも感じたけれど、あとはこの作品がどういう方向に向かうのか、だろうか。
ひたすら負けるヒロインを描くだけというわけにはいかないだろう。
かといって主人公が誰かとくっついてしまったら、それはマケインと呼んでも良いのか。
その辺が気になる。

また現時点はサブキャラでしかない妹ちゃんと生徒会の屍系ギャルの立ち位置はどうなるのか。
もうしばらく追ってみたいと思わせてくれる作品でした。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

とりあえずこのちょいと不思議な方向性を維持しつつ、どのように着地させようとしているのかを見てみたい。
それがないと、トータル評価が難しい作品かもしれない。

 

 

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