ミステリー 書評

【ブックレビュー】ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~(三上 延)

更新日:

【作品情報】
 作品名:ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~
 著者:三上 延
 ページ数:272ページ
 ジャンル:ミステリー
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 扉子可愛い度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : 本で繋がる人と人の関係が好き

 

■作品について

栞子と大輔が結婚して7年。二人の間には扉子という6歳になる娘が。
大輔が忘れた青いブックカバーの本を探しながら、栞子が扉子に肩って聞かせる過去のエピソード。
本の記憶は人から人へと伝わる。そんな、本にまつわる日常のミステリー。
人気シリーズの番外編。

■良かった点

いわゆる後日談であり、あの二人はあの後どうなったんだろう?
そう思っていた人たちに送る一作。
本編シリーズにあったような大きな謎というよりも、あくまで日常の謎にとどめている。
ただ、このシリーズの話ではよくあるが、意外と暗鬱とした話も。
4つめのエピソード、『王様の背中』なんかは読んでいて気分が良くなるかというと、そういうものではない。
人の汚さとか心の醜さ、そういったものを見せられる。
ただ、扉子という少女のおかげで、そういう点が中和されてはいるけれど。

本に関する謎ではなく、あくまで本を媒体とした、本によって繋がれた人と人との関係を結びつける物語。
なぜ、その本を贈ったのか。
その本にどのような気持ちを乗せていたのか。
そういったことを登場人物たちは紐解いていく。
本によって人と人が関係を持っていくのって良いですよね。それが良好な関係なら良いのですが。
表紙や雰囲気から良い人たちの本を巡る話と思いそうだが、色々と内面、内心、人間らしい嫌なところを見せてくれるのは、良いんじゃないかな。

今作では意外なところでラノベやゲーム関連雑誌(マル勝PCエンジンとか懐かしいなー!)が出てくるのも個人的には楽しめた。
そうね、そういう風に広げるのも良いですよね。
ラスト、タイトルの「事件手帳」の意味も分かる趣向もまずまず。

シリーズファンなら楽しめる一冊に仕上がっている。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

母親が娘に聞かせる体裁となっているので、大輔の出番が少ないのがちょっと残念。
しかし栞子さん、結婚して7年たっても大輔くんにあんなラブラブなんですね。
分かりづらいけど。

 

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