こんにちは、神門です。
年上、先輩、お姉さん。
憧れの相手でもあり、尊敬できる相手でもある。
でも、デキる人なのにどこか不器用で隙があると、それが愛嬌であり魅力になってしまったりもします。
今回は、その名もずばり『不器用な先輩』1巻、2巻の感想です。
作品情報
作品名 | 不器用な先輩 |
著者 | 工藤マコト |
出版社 | スクウェア・エニックス |
紹介対象の巻 | 1-2巻 |
ジャンル | 先輩と後輩の社内ラブコメ? |
作品の感想
鉄輪さんは、社内では「厳しいし怖いしキツイ」なんて言われて、ちょっと煙たく思われて浮いてしまっている。
美人なんだけど、言いたいことは言うし、空気を読むとかも苦手、そんなこともあってちょっと残念が入っているOL。
そんな鉄輪さんが、新入社員の教育係となった!
果たして鉄輪さんは新入社員・亀川を無事に導くことが出来るのか?
と、鉄輪さんと亀川の二人を中心に描いたショートコメディです。
「不器用な先輩」 1巻 工藤マコト/スクウェア・エニックスより 引用
鉄輪さんの社内、というか同僚の評価はあまりよくないのですが、それは本当に鉄輪さんが不器用なだけ!
いつも真面目で一生懸命なのだけど、新人の教育係なんて慣れないことをして空回りをしてしまう。
でも、本人としてはどうにか亀川を一人前に育てようと一生懸命なうえ、自分自身も良い先輩であろうと奮闘します。
- 後輩との接し方をタブレットにメモして持ち歩き、その通りに実践しようと頑張ったり
- 亀川の仕事の様子(分からないことがないか)気になってじっと見つめてばかりいたり
- 良いところを見せようと見栄を張ったり
「不器用な先輩」 1巻 工藤マコト/スクウェア・エニックスより 引用
うん、なんというかその全てが愛らしい!
こんな先輩がいたら、惚れてまうやろ!
しかも周囲からは、「キツイ」、「恐い」と思われているから美人なのに近づいてくるような男もおらず。
自分だけがそんな先輩の可愛い、優しい一面を見られるのですから、亀川の立場からしたら堪らないのではないでしょうか。
年上属性があればね!
さらに鉄輪さん、そういう言動が可愛いだけでなく、見た目も実におしゃれです。
話の毎に服装や髪形が変わっていて、この辺はさすが作者さんが女性ということありますね。
社会人で私服ともなれば、学生の頃のように毎日制服、なんてわけにはいきません。
世の女性はコーディネートに苦労するとも聞きますが、鉄輪さんは洋服持ちのようです。
「不器用な先輩」 1巻 工藤マコト/スクウェア・エニックスより 引用
まだまだ鉄輪さんと亀川は先輩と後輩、という関係でしかありませんが、お互いを意識していることは間違いありません。
互いに彼氏、彼女もいないようですしね。
ラブコメというにはまだ早いけれど、いちゃいちゃしていることに違いはなく、付き合っちまえよ! と思わなくもない。
でもこういうのは、実際に付き合っちゃうと漫画としても面白味が減ってしまいそうなので、今の関係が一番良いかもしれません。
ショートコメディで、1つのエピソードが短ければ4ページくらいで終わったりして、物足りなさを感じるとともに、サクサクと色々なエピソード(=可愛い鉄輪さん)を見られるということでもあります。
それはそれでお得かも。
前述したように、鉄輪さんは話しごとに服装も髪形も変わりますので。
2巻では、ありがちな展開ながらも、二人の関係がちょっと進展しそうな感じに?
果たして亀川、どうするのか!
3巻を楽しみに待ちたいと思います。