【作品情報】
作品名:義妹5人いる
著者:榛名丼
ページ数:312
ジャンル:エンタメ
出版社:KADOKAWA
おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
妹たちと仲良くなった度 : ★★★★★★☆☆☆☆
こういう人におススメ! : 可愛い妹が沢山ほしい!
高校二年生の宮永陸都はこの春、義妹ができた。それも……五人!?
しかし長女の地夏は大の男嫌いで、「私の妹たちに近づくな」と脅された!
心優しい次女の水緒とはこっそり距離を縮めていくも、ギャルの三女・火鈴には寝込みを襲われるし、四女・風香はお嬢様に見えて素のキャラとのギャップが凄いし、五女の空音は甘えん坊だし……。
突然始まった同居生活は、とにかく波乱でいっぱい!
そんな中、陸都は頑なに独りで妹たちを守ろうとする地夏の思いを知り――決意する。
「共同戦線を張ろう。お前と、俺による、妹たちを守る共同戦線だ」
ひとつ屋根の下で暮らしはじめた俺たちの青春ラブコメ、開幕!
親の再婚によって血のつながらない姉妹がいきなり出来る!
当然、相手とは最初からうまくいくはずもないけれど、少しずつ距離が縮まっていって・・・
という設定、展開は珍しいものではない。
少し珍しいとしたら、相手が5人姉妹で全て主人公の妹になる、というところだろうか。
高校生から中学生、小学生までの5人姉妹。
いきなり兄が出来たところで戸惑うし、受け入れられないのも仕方ない。
しかし、長女の地夏の男嫌いっぷりは想像以上のもので、同じ家で過ごしていても息が苦しくなるような。
妹達に対するガードも非常にかたくって。
そんな中でも、少しずつ他の妹とは交流が出来たりもし始める中。
アクシデントが発生し、地夏の男嫌いの理由と、妹達を守ろうとするその背景が分かってくる。
設定も展開も決して物凄いというものではない。
だけど、安心安定して読み進めることが出来るものでもある。
地夏に関しては、そこまでしなくても・・・
と思わなくもないが、最後でその辺のわだかまりも解けるというか、まあそうなるのも分からなくもないか、的な。
1巻なので登場人物紹介的な部分が多くなるのは仕方ない。
2巻以降はラブコメになっていくのか?
というところですね。
とりあえず1巻時点ではラブコメではない。
家族モノです。
