http://bookmaria.com

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

エンタメ 書評

【ブックレビュー】あだちとしまむら 11(著:入間人間)

更新日:

【作品情報】
 作品名:あだちとしまむら 11
 著者:入間人間
 ページ数:232
 ジャンル:エンタメ
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 あだちとしまむらのイチャイチャ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : シリーズが好きな人

■作品について

女子高生になる前と、なった後と、それから。そんな二人の夏の断片。

安達としまむら、二十二歳。私は今、真っ赤になった安達の右足を掴んで眺めていた。次はどこにキスするのがいいかな。
なんでこんなことになってるんだっけ。夏の暑さで常識が脱水症状を起こしてるのかもしれない。……あ、旅行の計画を立てるはずだったんだ。

「ところで、安達は旅行楽しみ?」
「ほほふぇ? りょほー?」

小学生、中学生、高校生。夏は毎年違う顔を見せる。こうして同じ人と、同じ時間を、二人で過ごしていたとしても。
そんな、夏を巡る二人のお話。

■良かった点

あだちとしまむら、短編集。
といっても、そもそも本編は基本的に終わっていて、今描かれているのはおまけ的なもの、らしいから。

今回はしまむらの、小学生時代から大人までの間に起こったちょっとしたことなんかを描いている。
小学生の時、まだしまむらとたるちゃんの仲が一番だった頃、わずかに触れ合っていた二人。
そこから高校生とき、そして大人になってから、二人の関係性も変わっていく。
だけど、しまむらが持つ本質的なものは変わっていないなー、なんていう風にも思える。
あだちの愛は重く、深くなっていく・・・いや、これもあだちんか。
でも、あだちの愛に対して真正面から向かい合い、受け止め、少しずつでも進んでいこうとするしまむらの姿は分かるし、なんか良い。
そういう意味では変化していく二人でもある。

あだちもあだちで、しまむらしか見えていないようなところは変わっていないんだけど、しまむらに対する思いを他者に対しても隠さないとか。
性的な部分とか。
むしろ想いが強くなっていく変化なのかな?

さて、いよいよ次の12巻が最終巻とのこと。
そこで、どこまで、何を描いてくれるのか。
楽しみにして待ちたいと思います。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

やしろとかのサブの話も多いので、純粋にあだちとしまむらを沢山楽しみたい人には物足りないかも。

 

応援クリックいただけると幸いです。
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

アドセンス1

スポンサーリンク

アドセンス1

スポンサーリンク

fam8インフィード広告2×4+5連

-エンタメ, 書評
-, , , , , , ,

Copyright© マリア様の愛読書 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.