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【ブックレビュー】砕け散るところを見せてあげる(著:竹宮ゆゆこ)

更新日:

【作品情報】
 作品名:砕け散るところを見せてあげる
 著者:竹宮ゆゆこ
 ページ数:311
 ジャンル:エンタメ
 出版社:新潮社

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 切ないけれど希望を見られる青春小説好き

 

■作品について

大学受験を間近に控えた高校生の濱田清澄。
ある日、全校集会で一年生の女子がいじめにあっているのを目撃して割って入るが、なぜか助けたはずの女子生徒から逆に悲鳴をあげられてしまう。
悲鳴の意味は。
彼女、蔵本玻璃と清澄をめぐる事件とは。

■良かった点

高校生とか若者が出来ることなんて限界がある。
家族とか、社会とか、色々と抵抗しようとしてもできなかったり、しがらみがあったり、そもそも力がなかったり。
ときには絶望感に包まれることもあるかもしれない。
そんな状況下でも、先に進むために自分が歩く道を切り開いていく。
そういうことを伝えたい作品、なのではないだろうか。

本作品のもととなっているのか、偶然かは分からないが、

『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』

【ブックレビュー】砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない(著:桜庭一樹)

【作品情報】  作品名:砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない  著者:桜庭 一樹  ページ数:208  ジャンル:エンタメ  出版社:富士見書房  おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆  エグイ度 : ★★★ ...

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を思い出させる内容であり設定である。
ただ、あちらが切なく哀しくて非常に重いのに対し、本作では明るさと未来も見える。

ヒーローになりたかった少年。
少年はヒーローになれたのか。
少女は救われたのか。
全ては、読めばわかる。

甘酸っぱい恋愛の要素もあり、でも甘いだけじゃなくてほろ苦さもある。
それでも根底にあるのは「希望」だ。

前述の「砂糖菓子~」が、一度読んだらもう一度読みたいけれど読みたくない、そんな作品だとしたら。
本作は、もう一度読んで分からなかった点を理解するために読みたい、そう思える作品。

もちろん、竹宮さんらしいテンポやかけあい、疾走感というものは健在だ。

「砂糖菓子~」と比較するものではないかもしれないが、双方を読んでみるのは良いかもしれない。
その場合、本作を後に読んだ方が精神的には良いです。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

いやー。
仕方ないとはいえ、そういう結末かー、とはなるかもしれない。
でも、アリだよ。

 

砕け散るところを見せてあげる(新潮文庫)

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