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【ブックレビュー】豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件(著:倉知淳)

更新日:

【作品情報】
 作品名:豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件
 著者:倉知 淳
 ページ数:280
 ジャンル:ミステリー
 出版社:実業之日本社

 おススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 バラエティ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : ちょっと気軽にミステリーを読みたい

 

■作品について

戦争末期、帝國陸軍の研究所で、若い兵士が殺されていたけれど、その様子はどう見ても「豆腐の角に頭をぶつけて」死んでいるようにしか見えなかった。
他に狂気らしいものはなく、本当に豆腐の角に頭をぶつけて死んだのか?
そんな表題作を含むバラエティーに富んだミステリー短編集。

■良かった点

【収録作】
変奏曲・ABCの殺人
社内偏愛
薬味と甘味の殺人現場
夜を見る猫
豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件
猫丸先輩の出張

という6本の短編が収められている。
特につながりがあるわけではなくそれぞれ独立しているのでどれから読んでも構わない。
また、ミステリーと言いつつそれぞれの作品の趣向が全く異なるというのがなかなか面白い。

特に1本目、2本目はミステリーというよりはブラック・ユーモアといったところだ。
世間で発生していた殺人事件、それにかこつけて自分に都合の良い殺人を計画していた男だったが、事件は思いがけない展開を見せて男に襲い掛かってくる・・・・? 『変奏曲・ABCの殺人』

社内の人事考課や何やら全てコンピューターが行うようになった中、一人の男がなぜかそのコンピューターに偏愛される。
そんな特別扱いが嫌だった男がとった行動とは・・・・? 『社内偏愛』

それぞれブラックな落ちはなかなか良い。

残りの4編はミステリー仕立てだが、ちょっとしたミステリーという感じで本格とは少し違う感じを受ける。
『夜を見る猫』が、なんとなく雰囲気がふわふわしていて良い感じ。
発生している事件は、現実でも起きていそう、というかきっと起きていると思われるような事件で物悲しいが。

そして猫丸先輩はいつも通り猫丸先輩だった。

肩の力を抜いて読める一冊。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

特別なコレ、っていうものがないのでミステリーの期待が高いとちょっと物足りないと感じるかも。

 

豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件

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