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【ブックレビュー】戒名探偵 卒塔婆くん(著:高殿円)

更新日:

【作品情報】
 作品名:戒名探偵 卒塔婆くん
 著者:高殿円
 ページ数:296
 ジャンル:ミステリー
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 戒名や仏教に詳しくなれる度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 意外なミステリーが好き

 

■作品について

金満寺の次男坊としてのんびりと人生を謳歌している春馬
歳の離れた兄から無理難題をふっかけられがちな春馬は、そういう時は必ず頼る相手がいる。
その相手とは同じ高校の同級生、外場薫
外場は高校生のくせになぜかやたらと戒名に詳しく、春馬が持ちかける問題にもあっさりと答えてしまう。

お寺、仏教の裏の世界も含めて、外場薫が解き明かす。

■良かった点

まず、戒名探偵っていうのがなんとも。
そもそも、どういう探偵でどんな謎を解き明かすんだ!
そう突っ込みたくなるし、突っ込みたくなった時点で興味がわいたってことだから、タイトルで成功している。

実際に展開される謎というのは、まさに戒名にまつわるもの。
戒名から、その人が生前はどんな人だったのか調べて欲しい。
どこにお墓があるのかを知りたい。
戒名だけで分かるのかと思うなかれ、なんとも深い戒名である。

そして楽しめるのは、外場くんによって語られる、様々な薀蓄である。
戒名もそうだし、仏教世界に関して色々なことを教えてくれる。
普段の生活では興味がない限り知ることもないであろうことだけに、本を読んで初めて知ることばかり。
また、お寺とか仏教界の裏の事柄とかもわかったり。
どこまでが本当なのか? というのはあるにせよ。
それだけでも楽しめる。

作品としては短編集で、気楽に読み進めることが出来る。
それは間違いないのだけれど、最後の一篇は少しテイストが変わって戦争がテーマにも入ってきて、ちょいしんみり。
まあ、戒名という時点である程度、過去というか歴史というかに関わってくるのは当然だけど、かなり入り込んでいる。
戦争そのものというより、戦争に関わった人、ですかね。

薀蓄、知識も身に付けられる、誰にでもお薦めしやすい一作。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

外場くんの謎がとけていません。
これは、続編もあるってことなんですかね?

 

 

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