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【ブックレビュー】地雷グリコ(著:青崎有吾)

更新日:

【作品情報】
 作品名:地雷グリコ
 著者:青崎 有吾
 ページ数:352
 ジャンル:ミステリ―、エンタメ
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 脳みそを使う度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : カイジとかライアーゲームみたいな作品が好きな人

■作品について

射守矢真兎(いもりや・まと)。
女子高生。勝負事に、やたらと強い。
平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。
罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。
次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――

■良かった点

いや、いいですね、鉱田ちゃん!

と、それは置いておいて。
様々な独自ゲームで繰り広げられる、高校生達の頭脳戦。
言ってしまえばこういうこと。
独自ゲームというけれど、実際にはジャンケンだったり、坊主めくりだったり、既存のゲームにオリジナルルールを追加したもの。
そのオリジナルルールにより、従来は運の要素が強いゲームも、たちまちのうちに互いの思考を読み合う情報戦、頭脳戦、心理戦に切り替わる。

戦いに挑むのは射守矢真兎(いもりや・まと)。
一件、へらへらした、ゆるゆるとした女子高校生。
しかして頭の中は短時間に一体どれだけのことを考えているのかというような強者。
真兎は、最初は文化祭の出し物の場所取りのためのゲームに参戦し。
そこで知り合った生徒会のメンバーをきっかけにまた次のゲームを行うことになり。
そんなこんなで最後は結構大きな話(?)になっていったりもします。

行われるゲームは全部で5つ。
もとになっているゲームは、

・グリコ(じゃんけんで勝った人が歩くやつ)
・坊主めくり
・じゃんけん
・だるまさんがころんだ
・ポーカー

と、どれもみなさん一度くらいは遊んだことがあるのではないかと思わるものばかり。
そしてどれも、運の要素が強いんだけど、そうじゃなくなるのが凄いというか、よく考えるなそのルール、という感じ。
言うなれば「カイジ」みたいなものか。

ルールを把握し利用しての頭脳戦と、相手の考えを読んでその先をいく心理戦の両面ですね。
命のやりとりまでするわけではないし、真兎がゆるゆるとした女子高校生(見た目)なので、そこまでヒリついた感じは与えませんが。
そして真兎の友人、鉱田ちゃんが可愛くて癒しです。
鉱田ちゃんも重要なキーパーソンですね!

「カイジ」や「ライアーゲーム」が好きな人は楽しめるかと思います!

■ここが改善できるともっとよかったかも?

頭脳戦ではあるけれど、結構、イカサマというか、盤外戦な部分もありますので、その辺は許容しましょう。
更なる真兎の戦いを読みたくなってきます。
というか、よくこんなゲーム思いつくな。
真兎に追いつくために読み返しは必至かも。

 

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