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【ブックレビュー】逃げ出せなかった君へ(著:安藤 祐介)

更新日:

【作品情報】
 作品名:逃げ出せなかった君へ
 著者:安藤 祐介
 ページ数:304
 ジャンル:エンタメ
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 追い込まれる人への共感度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 仕事に疲れてでも希望を持ちたい人

 

■作品について

ブラック企業に就職した大友、夏野、村沢の同期3人。
来る日も来る日も上司から信じられないような指示を受け、まさに命を削って朝から深夜まで仕事をしている。
そんなある日、三人は思い立って深夜に安い居酒屋に足を向ける。
実に久しぶりに店でビールを飲み、生きてきた中で一番美味いビールだと、久しぶりに人間らしさを取り戻すのだが。

命と仕事。
そんな、6つの物語。

■良かった点

ブラック企業が世間をにぎわすようになったのはいつのことか。
昔より減ったであろうが、今でもまだそのような企業は残っていることは間違いないはず。
同じような企業に就職した人は、もしかしたら自分のことのように身につまされるかもしれない。
幸い、私自身はブラック企業に就職することはなかった(と思う)
が、それでも想像はつく。
だけに、読むとやるせない気持ちになる。

また、働いて、ブラックではなくても上手くいかないこと、失敗したりして、上司に叱られたりすれば落ち込む。いや、叱られなくても上手くいかなければ自分は駄目なんじゃないかと際限なく落ち込んでいくってのは普通にある。
正直自分も、そういうのが積み重なって会社に行くのが辛くなったり、眠れなくなったりもした。
その比ではないのかもしれないが、人の辛さはその人でないと分からない。

最初、新入社員3人の話から始まり、6つの連作短編という形で物語は進んでいく。
それぞれの話で少しずつつながりがあり、最後につながる。
決してハッピーエンドではないけれど、それでも前向きになっていけるラスト。

実際に、このブラック企業に入った社員のように、洗脳されてしまうんでしょうね。
そこしか居場所がないと思ってしまう。
でも、逃げても良いのです。

「働くために生きているのではない。より良く生きるために働いている」

まさに、その通りですよ。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

ブラック企業のいけすかない上司に立ち向かい、最後には勝つ!
みたいな話ではないので注意を。

 

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