こんにちは、神門です。
フィギュアスケートを題材にした作品です。
なんでも、テレビでも紹介されたとかどうとか?
でも、そうやって目を付けられるのも読めばわかります!
「メダリスト」2巻の感想です。
作品情報
作品名 | メダリスト |
著者 | つるまいかだ |
出版社 | 講談社 |
紹介対象の巻 | 2巻 |
ジャンル | フィギュアにかける熱血スポーツもの |
作品の感想
主人公の司といのりのコンビが結成され、いざ、金メダルを目指して活動を開始した1巻。
ライバルの女の子達もお目見えして、2巻ではいよいよいのりが大会に参加します!
初めての大会ということで、当然ながら緊張します。
それはいのりだけでなく、司も、そしていのりの母親だって同じことで、平常心でいられません。
幼い子が習い事をするのって、親の影響も大きいです。
特にフィギュアスケートは、本気でやるならお金もかかるし時間もかかると聞きます(フィギュアに限った話ではないかもしれませんが)
さらに点数がついて、勝ち負けがあって、上に行けるのはほんの一握りの子だけで、本気で打ち込もうと思うほどに挫折も大きくなります。
子供が傷つく姿を見たい親なんていないと思います。
そういう親心と、それに対するいのりの姿なんかも描かれているのが良いですね。
お母さんと対照的に、いのりのお姉さんの明るさと、いのりLoveなところがなんとも微笑ましい。
「メダリスト」 2巻 つるまいかだ/講談社より 引用
さてさて、大会の方。
本番前の練習で失敗ばかりしてしまういのり。
それまでの練習では上手くいっていたのに、本番を前にして急にうまくいかなくなるってあると思います。
それこそ、本番のプレッシャーであり緊張。
気楽な練習とは全然違うんですよね。
不安になるいのりに対する司の言葉は、いのりに安心感を与えます。
コーチとして新米の司ですが、いのりとともに司も成長していくのが良いですね。
本番での滑りは練習と違います。
やり直しはききません。
失敗もするなかで、いのりはどのような滑りを見せたのか?
そして大会に出場しているのはいのりだけではありません。
1巻で登場した、年下ながら2回転のコンビが跳べる実力をもったミケ。
彼女が見せるのもさすがのスケーティング。
しかし、彼女にも本番のプレッシャーがあるわけで、いつも通りにいかないなかでの結末は?
「メダリスト」 2巻 つるまいかだ/講談社より 引用
初級の大会を終えた後は、ノービスの部が開始されます。
そこで滑るのは、天才少女と呼ばれている光。
当然のように圧倒的な滑りを見せる光ですが、今巻では光のコーチが登場します。
そのコーチは、司に大きな影響を与えた人でした。
いのりだけでなく、コーチ同士での因縁(?)も発覚!
光の過去もちょいと最後に描かれ、一筋縄ではいきそうもありません。
さてさて、初球の大会を終えて司といのりが臨むのは、京都で開催される西日本小中学生大会。
そこでもまた新たなライバル選手、コーチが登場。
どのような選手で、物語にどのような関与をしてくることになるかは今後のお楽しみ。
「メダリスト」 2巻 つるまいかだ/講談社より 引用
熱さとコメディと。
努力、友情、勝利と。
必要なものの詰まった熱血フィギュアスケート物語、まだまだ続きが盛り上がっていきそうです!