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ミステリー 書評

【ブックレビュー】能面検事の死闘(著:中山七里)

更新日:

【作品情報】
 作品名:能面検事の死闘
 著者:中山七里
 ページ数:272
 ジャンル:ミステリー
 出版社:光文社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 無敵度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : シリーズが好きな人

■作品について

南海電鉄岸和田駅にて無差別殺人事件が発生。
7名を殺害した笹清政市(32)は、自らを"無敵の人"と称する。
数日後、大阪地検で郵送物が爆発、6名が重軽傷を負った。被疑者〈ロスト・ルサンチマン〉は笹清の釈放を求める。
不破俊太郎一級検事は爆破に巻き込まれ――連続爆破事件は止められるのか?
〈ロスト・ルサンチマン〉の真の目的は何なのか?
棄民と司法の対決が始まる。

■良かった点

シリーズ三作目。
今回は「無敵の人」が相手となるのだが・・・
就職に失敗し、派遣やバイトなどをするも正社員にはなれず、そのうちに働くこともやめて引きこもり同然に。
世間からも家族からも期待されず、何も失うものがないから、なんでもできる。
そんな男・笹清政市が起こした白昼の凶行で、7人の市民が被害にあうという。

さらにそこから端を発し、大阪地検に爆発物が届き重軽傷者を出すことに。
逮捕された笹清政市の釈放を求める「ロスト・ルサンチマン」と名乗る謎の人物。

世間を大いに賑わすこの事件に対しても、不破はいつものごとく厳然と、粛々と対応していく。
感情任せになりがちな惣領さんは、なんというか相変わらず。

笹清に同情する面はあるかもしれないが、だからといって許される行状ではない。
しかし笹清がそんな風になってしまったのは、単にその世代だからの一言で済ませられないものがある。
社会や人の闇を描きつつ、司法が目指すべき道を示していく。

相変わらずの読み易さで、一気にラストまでいけます。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

美晴がなぁ・・・
どうしても、こう・・・・

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