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SF 書評

【ブックレビュー】ある日、爆弾がおちてきて 【新装版】(著:古橋 秀之)

更新日:

【作品情報】
 作品名:ある日、爆弾がおちてきて 【新装版】
 著者:古橋 秀之
 ページ数:338
 ジャンル:SF
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 胸キュン(死後)する度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : もちろんボーイミーツガール好きな人

 

■作品について

ある日、空から落ちて来たのは高校時代に気になっていた女の子とそっくりだった。
その子は言う。
「私、爆弾なんです」
と。

表題作をはじめとする、ちょっと不思議なボーイ・ミーツ・ガールが8編!

■良かった点

作者もあとがきで述べていますが、実はどれも「時間」をとりあつかったボーイ・ミーツ・ガール。
それぞれの作品は短いながらも良く出来ていて、すぐに読める手軽さもある。

「爆弾の女の子が空から落ちてくる女の子」
「日替わりでクラスメイトの身体に憑依する女の子」
「窓からほんのわずかの時間だけ見ることのできる違う時間軸の女の子」

そんなSFテイストはどこかで聞いたことあるような設定かもしれないけれど、うまいこと活かして描かれている。
読んでいると、ちょっとほんわかする作品が多いのも良い。
もちろん、ちょっと切ない感じで終わるものもあります。

個人的には、
「三時間目のまどか」
とか好きだなぁ。
時を超えて、助けて、再開する。
憧れますよね、こういう出会い。
この後、二人がどうなったのかとか気になります。

他の作品も粒ぞろい。
若いうちにこそ読んだ方が良いと思うけれど、大人になった人でもまた違った気持ちで読むことが出来ると思う。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

なんだかんだラノベではあるので、そういう系を受け付けない人にはあわないかもしれませんね。

 

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感想(0件)

ある日、爆弾がおちてきて 【新装版】 (メディアワークス文庫)

 

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