エンタメ 書評

【ブックレビュー】ゴルゴタ(著:深見 真)

更新日:

【作品情報】
 作品名:ゴルゴタ
 著者:深見 真
 ページ数:378ページ
 ジャンル:エンタメ
 出版社:徳間書店

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 爽快な復讐度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 悪い奴らには容赦なく罰を与えるべきと思う人

 

■作品について

妻と、そのお腹にいた生まれてくる子供を惨殺された自衛官、真田聖人。
加害者は少年たち、親の権力などもあり、彼らに下された判決は無罪にも等しいほど軽いものだった。
国民を守るはずの自衛官である自分は、家族も守れなかった。
そして国も、守るべき人を守ってはくれない。社会は犯罪者を裁いてくれない。

この時から、真田聖人の復讐劇は始まった。

■良かった点

少年たちの犯した犯罪は酷く、許されるべきものではない。
少年犯罪をテーマとする作品は他にも色々ある。少年法や何やら色々なものに守られ、大きな罰を受けることもなく普通に社会生活に復帰する。
被害者家族からしてみればたまったものではない。
(もちろん、全ての加害者が全く反省も謝罪もしないというわけではない)

本作ではそんな少年たちに対し、妻を殺された真田が立ち向かい、容赦なく復讐を果たしていく。
それもただ殺すだけではない、最強の自衛官としての力を発揮し、出来るだけ苦しんで死ぬよう激しい拷問にかけたうえに殺すのだ。
少年たちだけではない、その少年たちを守った裁判官やら調査官、あるいは復讐の対象と判明し少年たちを守ろうとする警察官達も容赦なく殺しまくる。

生意気でろくでもない犯罪者に対し、情け容赦ない。それほどの苦しみと憎しみを抱えているのだろう。
そんな残酷描写もある物語だというのに、読んでいて嫌な気はしない。
それは真田の行動が一貫しているから。
守るべきでない者を守ろうとする者にも容赦しない。
そういうことである。
凄絶な復讐劇でえぐい場面が連続するけれど、なぜか爽快、「いいぞ、もっとやれ!」的に感じてしまう。うーん、いいのか?

また、作者といえば他に「ヤングガン・カルナバル」など、どちらかといえばラノベ的作品が印象強く、それゆえに文章的にも読みやすいというのもある。
前述の「ヤングガン~」も内容的には殺しまくる話だし。

しかし、妻を殺されたとはいえ、復讐のために念入りな計画と準備をしてきた真田の執念は凄まじいものがある。
それでもやっちゃうのが、元スーパー自衛官だからだろう。

復讐を終えた真田が次の状況を開始し、どこに行きつくのか。
それを見てみたいと思った。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

少年たちがあっさり殺されてしまうので、少年たちがどういうことを考えていたのかとか、その辺が分からない。
心理描写をもっと描き、追いつめていくような流れがあるともっと迫力出たかもしれない。
一方で、だからこそ残酷な復讐、拷問も、カラッとした感じで読めたというのもあるだろうけど。

 

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