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『推しの子』8巻感想!一行は宮崎へ、そこで知る事実と次の章への布石が響く巻

更新日:

 

こんにちは、神門です。

とうとうアニメ化も決定した、『推しの子』!

8巻が発売されました!

表紙はMEMちょ!

 

作品情報

作品名 推しの子
著者 横槍メンゴ、赤坂アカ
出版社 集英社
紹介対象の巻 8巻
ジャンル 芸能界を舞台にしたサスペンス?

作品の感想

7巻で、自分の父親と思われる男が既に死んでいることを知ったアクア。

芸能界に入った目的がなくなり、これからどうしようか・・・と、少し気の抜けた状態になります。

そうなると、黒川あかねとの関係についても考えなくてはなりません。

もともと、あかねの役者としての能力が「使える」と判断して築いたビジネスとしての恋人関係。

それが、もう必要なくなったのだから、恋人関係を続ける必要はない。

というより、あかねを縛り続ける必要もないとアクアは考えます。

 

しかし、そんなアクアの様子の変化から、あかねも別れ話をされることを感じ取ります。

あかね自身、ビジネスとしての恋人関係であり、アクアが何か目的をもって自分と交際していたことは気づいていました。

一方で、「今ガチ」のときにアクアがあかねのことを助けてくれたのは、なんの打算もなかったことも分かっている。

アクアのことが本当に好きなのか? そうではないのか?

形から入った交際だから、あかねもその辺戸惑っています。

そんなあかねに、アクアは芸能界に入った目的、あかねと交際した理由を話してしまいます。

この辺、アクアも気が抜けたからなんでしょうね。

だけど、その話を聞いたあかねは・・・

あかねはアクアのことをどう思っているのか・・・?


「推しの子」 8巻  横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社より 引用

 

さてさて、一方でルビーたちのアイドル活動。

ついに新生「B小町」の新曲が完成しました!

そこでルビーたちは、新曲のMV撮影と2.5次元舞台の慰安も兼ねて宮崎へ行くことになりました!

アクアと一緒に宮崎に旅行!

ということでウキウキしているかなが可愛すぎる・・・!!

しかし、2.5次元舞台の慰安も兼ねているので、あかねも一緒に行くことになって一筋縄ではいきそうもありません。

更に、宮崎といえばもともとゴローが産科で勤めていた病院のある地で、アイがアクアとルビーを産んだ地。

その地に戻ってくるということで、ルビーたちがMV撮影などしている間に、アクアはかつての思い出の地を巡ります。

もちろん、ただの観賞ではありません。

その地に何かないのか?

特に、死んだはずの自分はどうなったのか・・・?

アクアは、かつて勤めていた病院や、住んでいた家、自分が亡くなったはずの場所、などを巡っていきます。

それで何が見つかる、分かるというわけではありませんが・・・

 

有馬かなの可愛さは異常!

「推しの子」 8巻  横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社より 引用

 

MVの撮影は、MEMちょの伝手を使って映像Dのアネモネさんが担当してくれます。

撮影も順調に進んで一日目が終了し、ルビーとあかねは一緒に帰ろうとしますが。。。

その途中、カラスにホテルの部屋の鍵をとられてしまい、追いかけているうちに山の中に入っていき。

そして、そこで見つけた祠の裏で、人の死体を見つけてしまう。

死体に残されていたのは間違いない、前世でルビーが先生にあげたアイのキーホルダー。

ここでついに、ルビーは雨宮吾郎が亡くなっていること、殺されたことを知ります。

アイを、吾郎を、ルビーにとって誰よりも大事な二人を奪った人間がいる。

その相手は、まだ生きている。

そのことを知ったルビーは、変化します。

ただ、明るくアイドルを目指していただけのルビーから、本気で復讐を考えるルビーに。。。

今まで、サスペンスの方はアクアが一身に背負っていましたが、ここで二人の位置づけが変化。

父親だと思っている男が死んでいると知ったアクア。

アイと吾郎を殺した犯人がまだ一人、生きていると知ったルビー。

いや、ぞくぞくしますね。

ここでルビーががらっと変わります

「推しの子」 8巻  横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社より 引用

この8巻は、またまた物語が大きく動いていく次の第七章に向けた布石の巻、という感じでしたね。

こういうところでの積み重ねもまた重要で、ここをきっちりしておくことで次が盛り上がっていく。

アクア達も2年生に進級した後ということであり、時間的にも経過した後のこと。

その時、芸能界においてどのような立ち位置となっているのか。

そういった点も含めて、物語の進行を楽しみにしたいと思います。

 

 

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