ファンタジー 書評

【ブックレビュー】東の海神 西の滄海(著:小野不由美)

更新日:

【作品情報】
 作品名:東の海神 西の滄海
 著者:小野不由美
 ページ数:348
 ジャンル:ファンタジー
 出版社:新潮社

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 王の物語度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 国を治めるとは何か知りたい

 

■作品について

雁の国で新王として誕生した、出会った頃の延王尚隆と延麒六太、そして彼らの二十年後の物語。
強い民を、強い国を作りたいと政策を行う尚隆。
だが、どの世にも、新たな政治や斬新な政策には反対が付きものでもある。
雁の国で起きた、麒麟を巻き込んだ騒乱の結末は。

■良かった点

陽子で王になるまでの話を。
泰麒で麒麟と、麒麟が王を選ぶ話を。
そして今巻では、王になった男が国を作る話を描いている。
こういう話の流れというか順番、読ませ方がまたきちんと考えられているわけだ。

また、シリーズ1作目で登場した延王尚隆、登場は多くなかったが非常に魅力的に感じて彼の物語を読みたいと思った人も多いだろう。
それにも応えた一冊となっている。
王座を狙う「斡由の乱」が起こって、六太は捕らえられる。
そのような内乱、そして国をどう治めていくべきか、ということが描かれているわけだが、ここで分かるのは延王尚隆という男の強さである。
伊達に500年以上も雁の国を治めてきたわけではない。
前の2作は少女、少年の成長物語であったが、今作はそのようなものではなく為政者の物語。
そしてその中でも描かれる、王と麒麟の絆。

国とは何か。
国を動かすとはどういうことか。
国を治める王とはどうあるべきか。
そういったことを考えさせられるのは、前2作までとまたガラッと変わるので、シリーズの中でアクセントにもなる。
それらも全て、考えたうえできっと作品を作られているのでしょうね。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

十二国記は、各国の王や麒麟などについて描かれたものとは分かりつつ。
陽子が登場しないと寂しいですね!

 

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