んにちは、神門です。
ボーイ・ミーツ・ガールって、何歳になって読んでもよいものです。
うん、好きです。
そんなボーイ・ミーツ・ガールで新たな作品、「だがしかし」のコトヤマ先生の新作、「よふかしのうた」の1巻が発売されましたので感想です!
「だがしかし」が終了してからずっと新作を待っていたので嬉しいです!
「だがしかし」ではサヤちゃんが好きでしたが、はじめさんも、もちろんホタルも好きですけれど。
作品情報
作品名 | よふかしのうた |
著者 | コトヤマ |
出版社 | 小学館 |
紹介対象の巻 | 1巻 |
ジャンル | 吸血鬼なボーイ・ミーツ・ガール |
作品の感想
主人公の夜守コウは中学二年生。
ふとしたことがきっかけで不登校となり、不眠症となってしまった。
眠れなくなったコウは深夜、一人で家の外に出るように。
初めて目にする夜の世界、そこでコウが出会った不思議な少女の正体は、なんと『吸血鬼』だった。
初めて一人で夜に出たコウ
そこで出会ったのは・・・「よふかしのうた」 1巻 コトヤマ/小学館より 引用
という感じのボーイ・ミーツ・ガールな話。
主人公のコウと、吸血鬼の少女・七草ナズナは、今のところちょっとばかしココノツとホタルの関係に似ているようにも感じるけれど、コウの方が主導をとることもあるのがちょっと違う。
でも、これからどうなるかはまた別の話。
年齢も不詳、吸血鬼であり考え方も行動も人外なナズナに振り回されるコウ。
逆に、吸血鬼だけに人間の考えと違うことで、コウの言動の意外なところで変な反応を見せるナズナ。
それはそれで面白い。
吸血鬼だけに? 人間とちょっとズレているナズナ
でも、この1シーンは良いですね。
「よふかしのうた」 1巻 コトヤマ/小学館より 引用
吸血鬼モノだから当然、吸血は必須となる。
ナズナがコウの血を吸うのだが、血を吸ったからといってすぐに眷属になるわけではない。
眷属になるには、吸われる相手がその吸血鬼に恋をしなければならない。
それを聞いたコウは、吸血鬼になりたいからナズナに恋をしたいと思うようになり、恋するためにはどうすれば良いだろうと考える、そんな流れがちょっと斬新。
人を好きになるとは、恋するとはどういうことなのだろうかと、コウはその辺が分からないのだ。
ナズナに”恋させてくれ”とお願いするコウ
「よふかしのうた」 1巻 コトヤマ/小学館より 引用
ナズナとの交流を経て、恋を理解できるようになるのか。
もちろん、ナズナだけで終わるわけがない。
1巻の後半では幼馴染の朝井アキラが登場して、またナズナとコウ、そしてコウとアキラの関係がどう変化していくのか楽しみである。
そして二人目の少女、アキラ登場。
によって、ナズナの態度が変わるのも可愛い。そしてアキラとの今後の関係も気になる。
「よふかしのうた」 1巻 コトヤマ/小学館より 引用
コトヤマさんらしい作品の空気というかは健在。
夜・団地・吸血鬼。
そんなキーワードにピンときた方、是非。