【作品情報】
作品名:アリス殺人事件: 不思議の国のアリス ミステリーアンソロジー
著者:有栖川 有栖 (著), 宮部 みゆき (著), 篠田 真由美 (著), 柄刀 一 (著), 山口 雅也 (著), 北原 尚彦 (著)
ページ数:345
ジャンル:ミステリー
出版社:河出書房新社
おススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
アリス度 : ★★★★★★★★★☆
こういう人におススメ! : 不思議の国のアリス、鏡の国のアリス、ミステリ―、が好き
世界中で愛読される『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』をテーマに、人気ミステリー作家・有栖川有栖、宮部みゆき、篠田真由美、柄刀一、山口雅也、北原尚彦が紡ぐ6つの物語。
事件から事件へ、現実と異世界を自在に行き来する、ユーモアと不思議が溢れるアリスの世界。
アリス愛に溢れた傑作短篇集。
様々な作品でモチーフとして使用されている、「アリス」
そのアリスをテーマとして、ミステリー作家6人が短編ミステリーを書くという趣向で作られた一冊。
名前を見れば、本当に著名な作者さんばかり。
個性的な作家さんたちが、それぞれ趣の異なるミステリーを書いてる。
どれを好むかは読み手の趣味になってしまうかとは思いますが。
個人的には宮部みゆきさんの短編が一番読みやすく、楽しく読めた。
なんというか書き方、見せ方が上手いというか。
ある意味、一番、一般受けする内容だとも思う。
もちろん、それ以外の短編も楽しめる。
篠田真由美さんのとかも好きかも。
アリスって、なんでこう、創作に使用したくなるんでしょうね?
作者がそれぞれ異なるだけに、あわない短編もあるかもしれません。
それはもう仕方ないですね。