【作品情報】
作品名:バビロン 3 ―終―
著者:野崎まど
ページ数:352
ジャンル:エンタメ
出版社:講談社
おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
実は終わらない度 : ★★★★★★★★☆☆
こういう人におススメ! : まだまだ絶望したい人
日本の“新域”で発令された、自死の権利を認める「自殺法」は、世界中に伝播した。
そんな中、米国で開催されたG7では、「自殺法」に関して各国首脳が話し合う。
人類の命運を握るともおもえる会議に忍び寄る、曲世愛の影。
果たして、この世界はどこに向かっているのか?
■関連レビュー
-
【ブックレビュー】バビロン 1 ―女―(著:野崎まど)
【作品情報】 作品名:バビロン 1 ―女― 著者:野崎まど ページ数:324 ジャンル:エンタメ 出版社:講談社 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆ 物語の急転度 : ★★★★★★★☆ ...
-
【ブックレビュー】バビロン 2 ―死― (著:野崎まど)
【作品情報】 作品名:バビロン 2 ―死― 著者:野崎まど ページ数:320 ジャンル:エンタメ 出版社:講談社 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆ 容赦ない度 : ★★★★★★★★★ ...
サブタイトルに騙された!
てっきり完結巻かと思ったら、続くじゃないですか!
・・・いや、まあ、勝手に騙されたんですが、同じような人は多いのではないでしょうか?
物語は、「自殺法」が世界に伝わり、日本だけでなく外国でも「自殺法」が制定される地域が出始めるようになる。
そんな折、米国で開催されるG7。
当然、世間を騒がせている「自殺法」にも各国首脳が触れないわけにはいかない。
むしろ、他の予定を変更して、生と死に関する話に時間を割いていくことになる。
どのような結論が出されるのか、色々と語り合う首脳の思いは、人それぞれ。
ちょっとそこが長いかな、とか思わなくもないが。
これも全て、ラストに繋げるためなんだろうなと思っていたら、あにはからんや。
やっぱり最後は酷い!!
色々と積み重ねてきたものを全てひっくり返すのはいつもの手法といえばそうなんですが。
最後に出てくる正崎に、絶望を叩きつける曲世愛。
そう、絶望は終わらない。
早く続きを読ませてください。
主人公が全然、出てこないので、ちょっと物足りない。
シリーズ全体の中ではちょっと一段落な感じなのだろうか?
価格:842円 |