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【ブックレビュー】ベイスターズ再建録 「継承と革新」その途上の10年(著:二宮寿朗)

更新日:

【作品情報】
 作品名:ベイスターズ再建録 「継承と革新」その途上の10年
 著者:二宮 寿朗
 ページ数:240
 ジャンル:エンタメ
 出版社:双葉社

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 10年をしみじみ感じる度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : ベイスターズファン

■作品について

DeNAがベイスターズのオーナーになってからの10年を描いたノンフィクション。
1998年の栄冠も昔、TBSにオーナーがなってから年をおって悪化していくチーム状況。
観客席はまばらに、選手達は球団を喜んで出て行き、残されたのは焼け野原。
暗黒時代からDeNAがどのようにしてベイスターズという球団を経営してきたのか。
関わってきた様々な人の声とともにお届けする10年史。

■良かった点

DeNAがベイスターズのオーナーになったのが2011年の12月。
それからもう10年が経つわけです。
10年で果たしてどれくらい変わるのだろうかと、最初は想像もつきませんでした。
ITの会社が球団を手に入れ、いかに変革していくのか。
それが、経営に関わった様々な人たちの声を通して描かれていく一冊。

もともと球団にいた人もいれば、DeNAの人、チームのOB、転職組。
もちろん、GMだった高田さん、初代監督の中畑さんの言葉も入っている。
色々な人が、それぞれの想いをぶつけ合って作り上げられていった球団だというのが分かる。
旧弊とした体勢、考え方から、いきなりDeNAのような会社の考え方になって、実際の現場は記載されている以上に混乱したことだろう。
それでも、新たな球団経営を立ちあげるという熱量がきっとあったのだと思う。
それは、ファンとして球団が変わっていく様を見てきたファンならきっとわかるはず。

もちろん、上手くいくことばかりではない。 新しいことには失敗もつきもの。
軋轢も生むだろうし、本書内にはあまり描かれていないけれど、去って行った人も多いんじゃないかな。
でも、そうしないとこの球団は変われなかったのだろう。

10年経った今だって、まだまだ不満になることは多々あろう。
暗黒時代より遥かによくなったとはいえ、まだリーグ優勝したわけではない。
本当の意味で強くなれたわけではない。
それでも、作り上げた人たちからバトンを受けた今の人達が、更に強くしていかないといけない。
その中でどう変わっていくのか。
最初の熱がなくなって、悪い方に変わっていったりしないか。
不安も尽きないけれど、ファンだからどうあっても追いかけていくしかない。

暗黒時代を知っている人が読んだら、あのDeNA初年度の中畑さんの熱さとか思い出して、また胸にくるものがあるのではないか。
スタジアムに人が大勢入るのは良いことだ。
昔はそんな光景、トンと目にしたことがなかっただけにね。。。

経営は変わった。
次は、野球の方でリーグ優勝するまでの軌跡を描けたら、いうことないんだけどなぁ。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

あくまでDeNAとしての経営を主とした再建の軌跡です。
野球の再建の軌跡までには至った居ないのでご注意を!

 

 

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