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【ブックレビュー】Fate/Zero(3) 第四次聖杯戦争秘話(著:虚淵玄)

更新日:

【作品情報】
 作品名:Fate/Zero(3) 第四次聖杯戦争秘話
 著者:虚淵玄
 ページ数:280
 ジャンル:ファンタジー
 出版社:星海社

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 どの王が良いか考えてしまう度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : ファンタジー系のバトルが好きな人

■作品について

“魔術師殺し”こと衛宮切嗣の悪辣極まる謀略によって、第四次聖杯戦争は早くも佳境を迎えつつあった。
その最中、征服王・イスカンダルは“王”たる“格”を自他に問う、真剣勝負の「聖杯問答」を仕掛ける!
英雄王・ギルガメッシュ、そして騎士王・アーサー・ペンドラゴンが全身全霊を懸けて答える“聖杯の王”に相応しき「王の器」とは――!?

■良かった点

第三巻。
戦いが徐々に本格化していきます。
英霊同士だけではなくマスター同士、切嗣VSケイネスであったり、そういった人間同士の戦いも楽しめる。
英霊ほどの圧倒的な力を持っていないだけに、知恵と謀略で魔術師とやりあう切嗣の能力もここで分かる。
戦うのは切嗣だけではなく、アイリスフィールも前線に立って戦います。
それは魔術師としてではなく、一人の女として。
様々な人が、英霊が戦うわけですが、戦う理由も、戦う先に目指すものもそれぞれバラバラ。
それが故にぶつかり合う。

前巻でキャスター包囲網が出来上がる中、キャスターの標的はただ一人、セイバー。
セイバーvsキャスターの戦いは、決して華やかなものではないけれど、実にキャスターらしい戦い方。
そしてその戦いの後に、なぜかアインツベルンの城で行われる酒盛り・・・

セイバー、アーチャー、ライダーが集って酒を酌み交わす。
そこで繰り広げられるのは“聖杯の王”に相応しき「王の器」とはいかなるものか、というもの。
三人が三人、それぞれ矜持を持っている。

豪快なライダー。
唯我独尊なアーチャー。
ストイックなセイバー。

誰が正解かとか、そういうことではないのかもしれない。
だけど、そこで悩むセイバー。

しかしこの聖杯戦争のセイバーは本当に見ている方が辛くなるような立場ですね。
ううん。

ライダーの切り札も分かりましたが、英霊たちはまだまだ残っています。
戦いも激化する中、次に去ることになるのは誰なのか?

続きを楽しみに!

■ここが改善できるともっとよかったかも?

戦いは激化しているけれど、意外と脱落者が出ないですね。
これから一気かな?

 

 

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