こんにちは、神門です。
ゲームコラム、さすがに週2回はキツイですが、まあスタートダッシュということで。
次からはペース落とすと思いますよ・・・
さて、今回は何を書こうかというところですが、今回のチョイスは「クソゲー」
文字通り、クソみたいなゲームのこと。
クソゲーについても、各所で色々なレビューや、感想や、評価がされていて、本も出ていたりしますね。
私も、ファミコンの時代はクソゲーを掴んだものでした。
特に1985年、『スーパーマリオブラザーズ』が大ヒットしてファミコンという存在が社会現象になると、もうファミコンで出せばなんでも売れるというような時代でした。
ちょっと大げさなところはありますが、現実としてプロモーションがうまければ本当に爆売れした時代です。
だって、
『忍者ハットリくん』や『ドラゴンボール 神龍の謎』がミリオンセラーを記録しているんですよ!?
『忍者ハットリくん』なんて、『ファイナルファンタジーIV』より売上本数多いですから!
や、『忍者ハットリくん』持っていましたけどね。
楽しませていただきましたよ、色んな忍術使ってね、ちくわを取ってね、やたら射程距離の短い手裏剣で攻撃してね。
まあ、カン様は置いておいて。
色んなメーカーが、「とりあえずファミコンでソフト発売すれば売れる!」
と考えたかどうかは分かりませんが、有象無象のソフトが発売されていました。
その頃はネットもなく、アマ●ンのレビューもありませんから、事前にゲームの評価を知ることはできません。
友達だってそうそうソフトを沢山持っているわけでもありません。
情報を得るのは、「ファミリーコンピュータマガジン」、通称”ファミマガ”でゲームの情報を得るのみです。
しかし、ファミマガで情報を得るにも欠点があります。
今もそうですが、有名作、人気作、有名メーカーの作品は大きく取り上げられますが、そうじゃない弱小メーカーやマニアックなゲームは殆ど触れられることがありません。
新作の作品紹介でページの1/4ほども紹介されればマシな方でしょうか。
それでも、そういう情報を追いかけてどのゲームを買うか考え、決めていきます。
そういう時に、大々的に紹介されているゲームとか、大手メーカーのゲームを購入しておけば、外れを引くリスクは小さくなる、それは分かっているけれど、もっと面白いソフトがあるのではないかとも考えちゃう。
更に言うと、大手メーカーのゲームはなんだろう、”無難”な感じがして、楽しめるのだろうけれど、物凄く刺激的な楽しさは得られなさそう、と心の奥底で感じていたのではないかと思う。
無難な面白さよりも、尖って自分の心に突き刺さる面白さ、そういうのを求めていたんじゃないかと思う。
そういうわけで大手メーカーや有名作品に限定せず、数少ないながらも情報を仕入れて購入しますが、
尖ったゲーム → クソゲーの可能性が高いのはある意味必然なわけで。
以下が、私が購入した精鋭たち!
- アイギーナの予言(ビック東海)
- シャーロックホームズ伯爵令嬢誘拐事件(トーワチキ)
- レイラ(デービーソフト)
えー、一つ一つのゲームについては語りませんが(語って欲しい方はリクエスト下さい。何を語れるか分かりませんが)
うわぁ。
なんでこれらを選んだかなぁ。
だって、ビック東海とトーワチキとデービーソフトですよ!(失礼)
任天堂、ハドソン、ナムコの安定三巨頭がいたのに、なぜ、この三社のゲームを選んだ??
特に『シャーロックホームズ』とかね、たいしたもので、悩み悩んでこれを選び抜いた自分をむしろ褒めたいわ!
(大人になって買い直したとかじゃなく、発売してすぐに意気込んで購入したのを鮮明に覚えています)
そうです、街の人(全員、敵が変装している設定だったはず)を、ホームズが蹴り殺して金を得るあのゲームです。
あ、『レイラ』は別にクソゲーと言いたいわけじゃなく、激ムズで全然進めなかっただけですね、ハイ。
でもですね、ここからが重要!
クソゲーと呼ばれている(かもしれない)ゲームですが、子供の頃に購入したゲームはね、クソゲーじゃないんですよ!
大人になってからと違い、子供の頃はお金なんてありませんからゲームを自由に買うことなんてできません。
誕生日プレゼント+クリスマスプレゼント+お年玉(で何本購入するか?) という一年間の限られたイベントでソフトを入手する。
それ以外は友人に借りるしかありません。
だから、入手したゲームはたとえどんなにクソだろうが、次のゲームを買うタイミングまでは頑張ってプレイせざるを得ないのです。
クソとか言っておきながら、毎日のようにプレイする。
でも難しいわ、意味不明やら、進み方が分からないやらなので、毎回毎回、序盤の同じところまでしか進まない。
昔のアクションやシューティングはクリアすると周回で同じ面をまたプレイするものが多かったですがそうじゃない、序盤の同じ場所を繰り返しですからね、どんな苦行か。
ただね、そんだけプレイすれば愛着も湧きますし、
実はクソゲーじゃないんじゃない? という錯覚すらおぼえます。
大人になって財力が出来て逆に時間がなくなれば、クソゲーを掴んだら「なんじゃこれ、もうやらん!」とお蔵入りにできますが、子供の頃はそんなことしませんでした。
(尚、私がもっとも速くプレイするのをやめたのは、FF8でした)
しかし改めて調べてみたら、私が購入した上記の3本のゲームソフト、いずれも1986年発売のソフトでした。
1986年の、自分、どんだけの引きをしていたの!?
なお、その3本はいずれも11-12月に発売されていました(おそらくクリスマス、お年玉でしょう)が、1986年3月には前記事の『ハイドライド・スペシャル』を購入していますからね、本当に凄いな1986年の自分!!
いや、同年にはちゃんとナムコの『ワルキューレの冒険 時の鍵伝説』も買っていますよ!
って、これもヒント皆無でクリアできませんでしたけどね。。。
これだけ、クリアできないどころか序盤しかプレイ出来なかったゲームを買い続けた1986年とは・・・・!
ちなみに、『アイギーナの予言』と迷っていたのは、同日発売の『元祖西遊記スーパーモンキー大冒険』(バップ)でした。
どちらにせよ外れだよ!(むしろアイギーナにして大当たり! クリアできなかったけれど楽しみましたよ、ゲームは)
まー他にも『アーガス』とか『ミシシッピー殺人事件』とか『たけしの挑戦状』とか『聖飢魔II 悪魔の逆襲!』とか出ていましたから、いずれにしても避けえなかったのでしょう。
1986年といえばアレですね、「JUST A HERO TOUR」(BOØWY)で氷室京介が
「ライブハウス武道館へようこそ!」
の名言を残した年です。
1986年には何かあるってことですよ!
1986年の反動か、1987年は『ドラゴンクエストⅡ』、『さんまの名探偵』、『ドラゴンスレイヤーIV ドラスレファミリー』、『デジタル・デビル物語 女神転生』、と有名どころをおさえるようになりました(多分ファミスタも87年に買った)
やー、惹かれていたけれど『未来神話ジャーヴァス』(タイトー)や『ウルティマ 恐怖のエクソダス』(ポニーキャニオン)とかは見送りましたよ!
というかナムコ好きだな。
ということで。
クソゲーなんてものはこの世に存在しないのです。
誰かにとってのクソゲーでも、それは他の誰かにとっては思い入れ深い味のあるゲーム。
皆さんにもそういうゲームがきっとあると思います。
他の誰に何を言われようと、なぜか憎めないソフトが。
そういう時はこう叫びましょう。
「50万本のゲームソフトよりも、僕はコレ1本を選ぶ!」
と
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