こんにちは、神門です。
シミュレーションＲＰＧが好きです。
という割にはあまりたくさんの作品はプレイしていないのですが。
ファイアーエムブレムに熱中しすぎて、他の作品になかなか入れないというのも大きいのですが・・・
そんな私がハマッたシミュレーションゲームの一つがこちら、『雷子』です！
（あれ、シミュレーションＲＰＧじゃない？ まあ良いでしょう！）
タイトル：雷子
ハード ：ニンテンドー3DS
PlayStation Vita
メーカー：クロン
ジャンル：シミュレーション
なかなかマニアックなタイトルで、「知らん！」という人も多いかと思いますが、ちょっとお待ちを。
知らずに放置しておくにもったいない面白さをもった作品なのです。
本作は三国志を題材としたシミュレーションゲームです。
なんだ、三国志なら有名なシミュレーションゲームがあるじゃない、と思った方、それは違います。
本作はノベルパートと戦略シミュレーションを交互に実施しながらストーリーを進めていくもので、領土を広げていく国取りシミュレーションとは異なります。
更に言うと、登場する中国武将たちはイケメンや美少女に変化しています！
- 劉備が巨乳お姉さんに、関羽が凛々しいお姉さまに、張飛が可愛らしい幼女に、黄忠が黒髪ポニテに、諸葛亮が眼鏡美人に！
- 夏候惇が妖艶な美女に、許チョが巨乳美少女に、司馬懿がやっぱり眼鏡美人に！
- 陸遜がロリに、呂蒙が包帯美人に、周瑜がなんか見た目エロいお姉さんに！
公式サイトより。誰がお好み？
どういうセンス！？
そういうのを聞くと、なんだ、武将をイケメンや美少女にしてユーザーを取り込もうっていうゲームか。
と思ってしまうかもしれませんが、それも違います。
いや、ユーザーをひきこむという点では間違っていないかもしれませんが、決してそれだけをウリにしているわけではありません。
前述したように本作はノベルパートがあり、シナリオに沿って進みます。
魏・呉・蜀、それぞれでストーリーはあるのですが、基本的にシナリオは一本道であり、史実にも近い形で進みます。
それは何を意味するかというと、イケメンだろうが美少女だろうが容赦なく死んでいくということです。
それも、英雄的に、劇的に死ぬわけではありません。
戦乱の世の中、戦場で命を失う者が美しいなんてのは幻想です。
イケメンが、美少女が、無残な姿を晒して死んでいきます。
腕を切り落とされ、首を斬りおとされ、血しぶきをあげ、悲鳴を上げ、死んでいく姿を晒します。
しかも、そのシーンがイベント絵の１枚絵として描かれているのです！
とんだご褒美シーンですよ！
こんなのばかり・・・！
しかし、この容赦なさこそ本作のウリの一つ。
単に残酷シーンを描いているだけではなく、シナリオがしっかりしているからその展開にも納得するし魅せられる。
更に言うならそのシナリオ展開が熱い！
一人死に、二人死に、それでも残された者達は進むしかない。
ラストに向かってどんどん仲間が減っていくシミュレーションゲームなんて、無いですよ。
通常は、後になればなるほど自軍は強くなっているわけで、仲間も軍隊も増強されていますから。
でも、だからこそのラストバトルに向かう所の熱さ！
極上のエンタメ作品としてカルトな人気を誇ったのも分かります。
ノベルパートと交互に実施する戦略シミュレーションパートも、派手さこそないもののしっかり遊べる作りになっています。
武将が舞台を率いて、率いている人数がＨＰであり攻撃力である分かりやすさ。
弓、鉾、槍といった武器ごとの特徴。
そして有名武将たちが持っている固有スキル。
戦闘も、防衛戦であったり、殲滅戦であったり、シナリオの流れに沿って展開されて目的が異なるのも良いところ。
なんとかあと１ターン凌げば！ とか、逆にあと１ターンで仕留めないと！ とか、考えながら進めることになります。
言葉で伝えるのはなかなか難しいのですが、序盤、イケメンや美少女の武将たちが仲間になっていくのを見た時には想像しないような容赦ない鬱展開になっていくのは、なかなか堪らないものがあります。
ストーリー ： ★★★★
キャラクター： ★★★★
グラフィック： ★★★
システム ： ★★★★
総合評価 ： ★★★★
お気に入りキャラ：黄忠（見た目）
おいおい、黄忠がこの娘って！？
カルトな人気を誇る本作、是非一度、プレイしてみることをお薦めします。
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