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ファンタジー 書評

【ブックレビュー】利き蜜師物語3 歌う琴(著:小林 栗奈)

更新日:

【作品情報】
 作品名:利き蜜師物語3 歌う琴
 著者:小林 栗奈
 ページ数:264ページ
 ジャンル:ファンタジー
 出版社:産業編集センター

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 先が気になる度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 強く優しくなりたい人

 

■作品について

利き蜜師シリーズの第3作目。
今回、仙道とまゆは芸術と退廃の都、『月の古都』にて事件に巻き込まれる。
なにやら怪しげな雰囲気漂う都では利き蜜師の権威は通用しない。7年に一度の音楽祭を間近に控える街で、由緒ある音楽一家の騒動、そして銀黒王との因縁。

まゆが差し出した手の先にあるものは??

 

<関連レビュー>
■利き蜜師物語 銀蜂の目覚め
■利き蜜師物語2 図書室の魔女

 

■良かった点

まずはなんといっても飛行船乗りのイリヤ兄さんでしょう。
前巻までも存在は知らされていましたが、実際に出場してみると、明るくて前向きで頼りになるお兄さんという感じで、仙道がどちらかというと静の存在であるだけに、彼の動きが入るととても物語が華やかで活発な感じになる。
仙道とまゆの二人だと、どうしても穏やかでゆったりした感じになるのだけど、そこに変化をつけられる良いキャラ。
この先は分からないが、引き続き活躍してほしい。

物語としても変化が発生。
前2巻と同じような流れだと目新しさに欠ける、新たな街で新たな事件に巻き込まれただけじゃないのかと思ってしまいそうなところ、ラストで「そうきたかー」と思わせられたのは良い意味での裏切りだった。
これでまた、「次はどうなるんだろう?」という思いを持って続刊を待つ楽しみに浸れる。
こういう展開をさせてくれると嬉しい。

まゆの未来がどうなるか不安も覚えるが、さすがにバッドエンドにはならないだろう。

・・・でも、そうなったらそうなったで凄い作品だなと思うかもしれない。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

利き蜜師の権威が通用しない街なので仕方ないが、利き蜜師としての動きがあまり無い。そのかわりに、今回はタイトル通りに『琴』が鍵を握るし、印象を強く付けられた。
蜂蜜の力というか、蜂蜜魔術がこの先も活きてくるのかが分からず不安もある。
だって、蜂蜜なんですもの、どのような力があるのか想像がつかんのです。

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