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【マリみてSS(色々・ネタ)】小ネタ集8 ショート百合6

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美しい黒髪に、凛々しい眼鏡姿。
クールで、とても知的で、とても格好いい。
「景さま、こっち向いてください」
「ん?」
振り向いた瞬間、シャッターを切る。半身の姿というのが、とても色っぽくてグー。
「ちょっと笙子ちゃん、いきなり写真を撮らないでっていっているでしょう」
「でも、そうじゃないと景さま、撮らせてくれないから……」
「言ったでしょう。写真を撮られるのは、あまり好きじゃないのよ」
ため息をつきながら、髪の毛をかきあげる。
気だるげなその仕種もス・テ・キ♪
笙子は駆け寄って、景さまの腕に絡みついた。
「重いわよー」
「あーっ、ひ、ひどいです景さまっ。気にしているのにー」
昨日、体重計に乗ったら、1kgも増えていた! ダイエットしないと景さまに嫌われちゃう!?
と思っていたら、景さまはにやりと笑って。
「腕に押し付けられるボリュームがたまらないわね。また、大きくなったのかしら?」
「なっ……」
一気に顔が赤くなるのが分かった。だけれども。
「け、景様だけのものですからねっ」
笙子は拗ねたように言いながらも、更に強く胸を押し付けるのであった。

 


「貴女が、山口真美さん?」
名前を問いかける声に「はい?」と、振り返ると。
「ろ、ロサ・カニーナ!?」
蟹名静が立っていて、真美は飛び上がりそうになった。
「そんなに驚くことはないじゃない?」
くすくすと、口元に手をあてて笑う静。真美は、慌てて、手を体の前でバタバタと振る。
「す、すみませんっ。あの、何か御用でしょうかっ?」
「ええ。実は、貴女のことを好きになってしまったから、告白しにきたの」
「ああ、そうでしたか……って、えええええぇっ!?」
今度こそ本当に、真美は飛び上がった。冗談かと思ったが、静は一人、続ける。
「三奈子さんから色々と貴女の話を聞いてね、どんどん気になって。それで色々調べて」
「はあ……」
「貴女のことを見つめているうちに、惹かれている自分に気がついたの」
真剣な表情の静。どうやら本気のようで、真美の心臓がバクバク言い始める。
「でででもわたしなんかそんな可愛くないし、スタイルもよくないし」
「そんなことないわ。とても可愛いし、チャーミングよ」
いつの間にか目の前にきていた静の手が、真美の頬を優しく挟む。魅惑的な瞳に、逆らえない。
「好きよ、真美さん。私とつきあってくださらないかしら?」
「は、はい……」と、気がつくと頷いていた。すると。
「本当? 嬉しいわ」
いきなり、キスされた。
真美は頭から湯気をふきだして倒れてしまったのであった。

 


もともとは、クラスメイトであった江利子さんのことを追いかけていたはずだった。
それがいつの間にか、江利子さんの妹である令さんが私の隣にいる。
「どうかしました、克美さま?」
「いえ、別に……」
「じゃあ、ご飯にしましょう。どれも自信作なんですよ」
満面の笑みの令さん。目の前には、令さん手作りの料理の品々。どれも美味しそうだけれど。
「じろじろ見られると食べづらいわ。あなたも一緒に食べてね」
「あ、はい、すみませんっ」
慌てて箸を手に取り、料理に手をつけ始める。だけど、視線はちらちらと私の方に向けられている。
私は彼女を満足させるべく、料理を口に運ぶ。見つめる瞳。
「美味しいわ」
「本当ですかっ」
ぱーっと、一気に表情が明るくなる。本当に、分かりやすい。
嬉々として、食事を進め始める令さんを見て、からかってみたくなった。
「確かに美味しいけれども、でも」
「え?」
「令さんの身体の方が私にとってはよっぽど美味だわ」
「っ!?」
むせる令さん。目を白黒させ、顔を赤くしている。昨夜のことでも思い出しているのだろうか。
令さんの反応に満足しかけた私だったけれども。顔を赤くしながら令さんがじっと見つめてきて。
「わ、私も、もっと美味しく克美さまに食べられたいです……」
なんて言うものだから、逆に私の方が照れてしまう。
「げ、幻滅しましたか? こ、こんなこと言う私。でも、私もっと克美さまと」
「幻滅なんてしないわよ。そうね、じゃあ楽しみにしているわよ……今夜の味を」
今夜もまた、令さんはきっと凝った姿を私に提供してくれるに違いない。

 


「蓉子さま、蓉子さま、こっちですよ早くっ!」
相変わらず忙しない彼女。
性格をあらわしているかのように、ポニーテールが落ち着きなくぴょんこぴょんこ揺れている。
ぶんぶんと大きく手を振る彼女に、手を振り返す。
始めは恥しかったけれども、今はもう慣れてしまった。
「少しは落ち着きなさい、三奈子」
「えー、だって蓉子さまと遊園地デートなんて、嬉しすぎて」
照れもなく、満面の笑顔で言われると、言われる方が恥しくなってしまう。
「ほら、早く行きましょうよ、って、きゃあっ」
「危ない、気をつけて」
つんのめった三奈子の手をつかむ。慌てんぼうな三奈子の面倒を見るのも、慣れたというか、楽しみだ。
「あはは、ありがとうございます」
少しだけ照れたように、はにかむ三奈子。
「いつもいつも、どうしてこう、落ち着きが無いのかしら」
「蓉子様と一緒だからテンション高いんですよ」 「でも、もう少し私の手がかからないようにしてほしいけれど」
と、わざと言ってみると。
「すみません、でもご迷惑かけた御礼は、ベッドの上でしますから!」
などと、大声で大真面目に答えられて。確かにまあ、三奈子は夜も精力的で献身的だけど。
「って、みみ、三奈子っ!」
真っ赤になって、三奈子を睨みつけると。僅かに頬を赤らめながら、笑う三奈子。
これが、今の私の恋愛生活。

 


「私は別に、女の人が好きなんじゃない。好きになった人がたまたま女性だっただけよ!」
「と、女性を好きになった女の人はそういう人が多いそうですね」
「……なんで冷静にそう突っ込むかな」
乃梨子は、ベッドの上で枕を抱いている菜々を見つめた。高校生になっても小柄な体。
「素直にガチだって認めたらどうですか? もしくはレズビアン」
「だだ、だから違うってのに。そ、そういう菜々はどうなのよ。同性を好きになってさ」
「男性との恋愛より刺激的で良いと思います」
「ほほう」
「それに女性の身体は柔らかくて気持ちよいです。特に乃梨子様の胸とかお腹とかお尻とか」
「ぶふっ!? な、菜々、アンタよくもまあ、そんな堂々と……」
「いいじゃないですか、二人だけしかいませんし。今さらそれくらい」
「ああああああんた、本当に神経図太いわね」
「そんなことないですよ。実は今もドキドキです。何せ乃梨子様と二人きり、何をされるか」
「何をされると思っているのよ」
「ナニでしょう。そもそも初めてのときも今のような状況で乃梨子様がいきなり私を押し倒し……」
「ごめんなさい」
乃梨子は土下座した。顔から火が出そうになる過去の思い出である。最近だけと。
「いえ、別にいいんですけれど。というかこの状況で何もされなかったら落ち込みますが」
「……それ、誘っているの?」
「まあ、一応。せっかく今日は、新しい下着にしてきましたし」
言いながら体育座りをする菜々。ちらりと見える禁断の三角形はターコイズブルー。
「な、菜々、あたしもう我慢できないかもっ」
理性も吹っ飛び、飛び掛る乃梨子。強引に胸に手をあてがい、スカートをめくり上げる。
「んっ……だから素直に認めれば、いいのに……ん」
菜々の呟きは、乃梨子の唇によって消された。

 

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