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【マリみてSS(祐麒・色々)】乙女はマリアさまに恋してる 第四話③

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~ 乙女はマリアさまに恋してる ~
<第四話 ③>

 

 

 何回か行われた水泳の授業をどうにかこうにか乗り越えてゆき、暑さも本格的になってきて、楽しい夏休みが目前に迫ってきた。夏休みを前に心浮かれはじめる生徒達も多いが、その前に難敵が待ち構えている。そう、期末試験である。
 数教科で赤点をとると、夏休みの前半を補習に費やさねばならず、成績の悪い生徒は必死になってこの時期になって勉強をすることになる。もっとも、リリアンの生徒は基本的に真面目なので、普段から授業はきちんと聞いているし予習復習も最低限はこなし、テストの成績も凄く悪いというのは殆ど見かけないのだが。
 それでも苦手な教科が持つ生徒は多いし、補習になんてなったら大変だとばかりに頑張るのである。
「あ~~ん、祐紀ちゃん、ここ教えてーー」
「ん、どれどれ? あぁ、えっとね、この訳は……」
 祐紀も、桂と一緒に勉強に励んでいる。とはいっても本来は大学受験まで済ましている身であり、一年の頃の知識も授業で改めて聞いて思い出しているから、祐麒自身は軽く試験範囲を見直す程度でさほど問題はない。
「あ、そうか、ありがとー! さっすが祐紀ちゃん、すごいよねー」
「そんなことないって」
 桂とはベースが違うわけで、それで褒められても申し訳ないとしか思えない。
「ね、ね、祐紀ちゃん。ここ分かんない、教えてっ!」
「はい、えと、ここはそれじゃなくて、こっちの公式をあてはめて、それでxにはこの値を代入すると……」
「あ、ああ、おお、なるほど! そーゆーことかー、うわー、ありがと祐紀ちゃん」
「いえいえ」
「ねえ祐紀ちゃん、私にも教えてくれるかしら? ここなんだけど……」
「えーっと、化学反応式は左辺と右辺の各原子数を揃えるのが原則で、ただこの場合……」
「なるほど、凄く分かりやすいわ。ありがとう、祐紀ちゃん」
「いえ、そんな」
「あの……桂さんは分かりますが、なぜ二年生である三奈子さまや静さままで、祐紀さんに教えを受けているのでしょうか」
 和やかに進んでいた勉強会だったが、アンリの放った素朴な疑問によって空気が変わった。
 そう、祐紀たちの部屋で行われている勉強会の参加者は祐紀、桂、三奈子、静、そしてアンリの五人。そして祐紀、桂、アンリが一年生なのに対し三奈子と静は二年生。一緒に勉強をするのは良いし、三奈子たちが教えるならともかく、その逆である。

「だってだって、祐紀ちゃんの方が頭が良いんだもん、しょーがないじゃない!!」
「そうですね、入学試験満点の話は聞いていましたけれど、まさか二年生の問題も簡単に解けるほどだとは思っていませんでした。素直に感服します」
「すごいよねー、祐紀ちゃん」
 じたばたと言い訳する三奈子、悟りきったかのような静、のほほんとした桂。アンリはため息をつく。
「……でも、確かにこれは素晴らしいことです。他の生徒達も祐紀さんの頭が良いことは知っていますが、あくまで一年生としての認識。まさか、二年生以上の知識を持っていることは知らないでしょう。となれば。私と三奈子さん専用の定期試験の専属家庭教師として教えてもらうのはいかがでしょうか」
「おー! それ、ナイスアイディア!!」
「祐紀ちゃんが先生って、可愛い先生でいいよねー」
 真面目な顔をしてろくでもない提案をする静、その提案に飛びつき指を鳴らして喜ぶ三奈子、ほのぼのとしている桂。
「ナイスじゃないでしょう、まったく……」
 一人、呆れたように肩をすくめるアンリだったが。
「……そんなこといって、アンリさんだってこの勉強会に参加しているじゃないですか」
「わっ、私は別に、ただ、試験勉強を」
「この部屋じゃなくても出来ますよね? 祐紀さんに教わりに来たんじゃないですか?」
 静かに突っ込まれ、ぐっと口をつぐむアンリ。
「アンリさん頭良いから、教わる必要ないと思うけどな。私もたまに、教えてもらうことあるし」
「へえ~、そうなんだ?」
 ちょっと意外に思ってアンリを見つめると、目をそらされた。アンリも祐麒の入学にあわせて勉強させられたらしく、そこで学力の高さがわかったという。正確に言えば、学は無いが素養が高く、教えるとするすると吸収していったとのこと。
「じゃあ、どうしてわざわざこの部屋の勉強会に?」
「そ、それは」
「そんなの簡単ですよー、だってアンリさん、祐紀ちゃんのこと大好きだからですよね?」
 言いよどんだアンリのかわりに、あっさりと桂が口にする。
 途端、アンリの顔が真っ赤になる。
「な、ななっ、何言ってんですか、そんなんじゃないですよっ!?」
「真っ赤になって言っても、説得力ないし」
「だってアンリさん見てれば分かりますよ、いっつも祐紀ちゃん目で追っているし、側にいるし」
「そ、それには、事情があって……」
「そんなに恥ずかしがらなくていいじゃないですか、祐紀ちゃんを好きな子なんて、他にも沢山いるんだし」
 桂はあっけらかんと笑いながら言う。
 まあ、思いがけない流れとはいえ"アドラブルシスター"なんてものになって、全校生徒に知られてしまったから、そういった意味では好意を寄せられているのかもしれないけれど、それって結局はアイドル信仰というか、偶像として好きだと言われているだけなのだが。桂としても、それ以上の深い意味で言ったわけではないだろう。
 それにアンリにしてみれば、小笠原家の命令で何年も遡って高校生生活を送らされているうえに、祐麒の秘密を守るために近くに居てくれているわけで、それを桂に誤解されては迷惑だろう。今日だって、祐麒のことを気にして休みの日だというのにわざわざ時間を作って来てくれたのだろうし。

「もちろん、あたしも祐紀ちゃんのこと、大好きだからねーーーっ」
「わ、か、桂ちゃんっ」
 いきなりギュっと抱きついてくる桂。相変わらずのコミュニケーションというかスキンシップというか、しかも今は夏場で布地も薄いから、柔らかな桂の胸の感触が伝わってきてヤバい。
「ちょ、ちょっと桂さんっ」
 慌てた様子でアンリが間に入ってこようとして。
「あははっ、分かってますよ、祐紀ちゃんはあたしだけの祐紀ちゃんじゃないですからね、ほら、アンリさんもどーぞっ」
「え、え、うわわっ!?」
 掴みかかってきたアンリをいなすようにして、さらに桂はアンリの背中を押す。正面から突っ込んでくる形になったアンリを支えきれず、祐麒はそのまま仰向けに倒れてしまった。咄嗟に受け身を取ることで、かろうじて頭を打たずにすむ。
「大丈夫、アンリ?」
「……え? あ、わ、はわわわわわっ」
 目の前に迫っていたアンリの頬がさーっと桃色に染まっていく。祐麒はアンリに覆いかぶさられる格好で仰向けに倒れていたのだ。
「ご、ごめんっ、あの、あたし、そんなつもりはなくてっ」
 先ほど抱きついてきた桂よりも強く密着している格好になっているのだが、胸の感触は残念ながらアンリの方が薄い。いや、それでよかったのかもしれない、下手に感じてしまうと色々と反応してしまうから。
「はぁ……これは、なかなかに美しい百合ですわ」
「ちょっと二人ともそのまま待って、えーと、写真、写真……」
 じっと観察している静、記事にしようとしている三奈子に気が付き、慌てて上から離れるアンリ。
「桂ちゃん、危ないからそうゆう悪ふざけはダメだって」
「ごめんなさい、祐紀ちゃん、アンリさん」
「い、いえ、わ、私は大丈夫です」
 乱れた衣服を整え、自分の座っていた場所へと戻るアンリ。
 そんな様子を見て、三奈子と静はこそこそと話し合う。
「…………あの反応は、絶対にガチです。私的にも興味津々なことになりそう」
「記事にしたいけれど、本気の恋愛事はさすがにまずいものねぇ……まあ、個人的に追いかけるだけならいっか」
 ギラギラと獲物を追う獣のように目を光らせている二人、それに全く気が付かずに桂は雰囲気をほのぼのモードにと戻していく。

「あー、お腹すいちゃったよ。ね、皆さん、おやつにしませんか?」
「……くすっ。そうですね、昨日焼いたクッキーがあるので、準備しますね」
 毒気を抜かれたのか、ようやく平常に戻ったアンリが微かに笑ってから立ち上がり、お茶の準備をする。
「アンリさんって、お菓子作るのも上手だし、お掃除もお裁縫もお料理も上手で、すっごく女子力高いよね~?」
「そう言われると、確かに」
 小笠原家の使用人として、その手のことは全て高レベルでこなすことができるアンリ。おまけに腕っぷしが強くて喧嘩も強い、最終学歴は中卒とのことだが頭が悪いわけではない。ある意味、スーパーレディなのかもしれない。そんな彼女が祐麒につきあって高校生活を送らざるをえないのが、申し訳ない。

 そんなこんなで、試験勉強に精を出して日を過ごす。
「…………あー、でもホント、祐紀ちゃんが教えてくれているおかげで、どうにか赤点は免れそうだよ、ありがとね、祐紀ちゃん」
「う、うん、どういたしまして……」
「どうしたの祐紀ちゃん、こっち向いてよー」
 と言われて素直に向けるわけがない、なぜならここはお風呂の浴槽の中なのだから。勉強の疲れを癒すため、一日の疲れを癒すため、日本人にお風呂は欠かせない。それは心から同意するが、今の祐麒としては本気で楽しめないのが辛い。
 いつもはお風呂でまではそこまでべたべたしてこない桂だが、勉強を見てあげたことで感謝の気持ちがMAXになっているようで、いつも以上に距離が近い。
「えーい、ほら祐紀ちゃん、こっち向いてーっ」
「うにゃあっ!?」
 と、桂に背中から抱きつかれて思わず大きな声を浴室内に響かせてしまう祐麒。だって、背中に桂のおっぱいが当たっているのだから。
「あーん、やっぱり祐紀ちゃんのお肌ってすべすべで気持ちいいー」
「だ、だ、駄目だって桂ちゃんっ」
 一番駄目なのは祐麒の下腹部であり、祐麒としては体を丸めて必死に桂の攻撃から耐えるしかない。
「――こら、お風呂でうるさくしないの」
「あ、はーい、すみません」
 救いの手は上級生からの叱責で、ようやく桂が離れてくれた。この手のスキンシップは、桂に対してひたすら申し訳ないとしか思えない。
「えへへ、ごめん、怒られちゃったね」
「う、うん」
 ぴったりと肩を寄せてきて、舌をぺろりと出す桂。可愛いなぁと思うが、今はまともに桂の方を見ることが出来ない、なぜなら胸が目に入ってしまうから。
「祐紀ちゃんて、ホント恥ずかしがり屋さんだよね」
「胸、小さいから……」
「完璧に見える祐紀ちゃんの、唯一の弱点だね。あたしが祐紀ちゃんに勝てるのは、胸のおっきさくらいだもんね」
「そんなことないよー、桂ちゃんの方が絶対に可愛いのに」
「祐紀ちゃんにそう言われると、うれしーなー」
 浴槽の縁に両手を置き、さらにその上に顎を置いてにこにこと笑う桂。
「桂ちゃん、そろそろ上がった方がいいんじゃない? 顔、真っ赤だよ」
「うん、そうする。祐紀ちゃんはやっぱり、まだ入っているの? ホント、いつも長いよねー」
 熱さで赤くなった頬をぺちぺちと叩きながら立ち上がる桂。もちろん、桂の方は見ないようにしている。
「それじゃ、先に出ているね。祐紀ちゃんも、のぼせないようにねー」
 ぺたぺたと歩いて遠ざかる桂の足音を聞いて、ようやくほっとする。浴場内には他にも女子生徒が大勢いるが、それでもやはり知り合いの裸を見てしまう方が気まずい。

「――ったく、デレデレしやがって」
「え、あ、アンリ」
 桂が出て行ったあと、祐麒の隣に入ってきたのはアンリだった。一緒にお風呂に入っている時のアンリは、祐麒の体をガードする役割を担ってくれているから不思議ではないのだが、すらりと、しなやかで引き締まった体のアンリを見ると、いつもドキドキしてしまう。性的な意味というよりは、芸術的な美しさに見惚れてしまう方が近いかもしれない。
「ったくよ、どうにかなんないのかよ、ソレ」
「大丈夫だよ、もうちょっと時間が経てば、うん」
「男ってのは不便なもんだな」
「こればっかりはね、あはは、すみません……」
 非常に恥ずかしくてアンリに背を向ける。偽乳だけでなく股間にも特殊な装備をしているので、反応しても大事には至らないのだが、押さえつけられていることになるわけで辛いのだ。
 アンリは呆れた目で見てきているが、こればかりは女性には分からないだろうし、男としてはどうしようもない。
「……なぁ。風呂からあがったら、あたしの部屋にきてくれ」
「え? それは構わないけど、急にどうして……」
 聞こうとしたものの、アンリが答える前に他の生徒が近くにやってきたので、なんとなく話はそこで終わりになってしまった。

 その後、風呂から上がって超スピードで体を拭いて着替えて脱衣所から抜け出る。髪の毛を乾かすのもそこそこに部屋に戻ろうとしたところで、アンリに呼ばれていたことを思い出す。
 理由はまったく分からないが、アンリが意味も無く呼ぶはずもないので特に深く考えずアンリの部屋へと足を向ける。アンリは学校に行っている以外の時間は寮の中で働いていることもあり、他の生徒と異なり一人用の部屋があてがわれるようになっていた。朝早くに起きたり、夜遅くまで働いていたりするからだ。
 そういえばアンリの部屋には入ったことがないなと思いながらノックすると、すぐにアンリの声が聞こえて入室を促す。
「それじゃあ失礼しま~す」
 扉を開けると、室内は薄暗くアンリの姿が見えない。声がしたから、どこかにはいるのだろうが。
「アンリ? なんでこんな暗くしているの、電気点けるよ……わっ」
 スイッチに手を伸ばした腕を掴んで引っ張られて室内に足を踏み入れる。同時に、ドアが閉められる。
「どうしたのさアンリ、驚かすつもりだったの? なんで電気、茶色にして……ってわわわっ!?」
「ばか、大きな声出すな、騒ぐな」
「いや、だって、なんでそんな格好しているのさ!?」
 室内の電気は茶色にされていて、その下に佇むアンリはといえば、下着の上にベビードール(しかもスケスケ)を身に着けているだけという格好だったから。
「わ、悪かったな、どうせあたしは色気なんてないよ。でもな、これだって精一杯、頑張っているんだぜ?」
「そうじゃなくて、なんでそんな格好して」
「そんなの決まっているだろ」
 言いながら祐麒の前にやってくるアンリ。薄暗いとはいえ電気がついており、正面を向けばアンリの下着姿がどうしても目に入ってしまう。だから目をそらしていると、不意にアンリの姿が視界から消えた。と思った次の瞬間、下半身が涼しくなった。
 見下ろしてみれば、しゃがみ込んだアンリに下着ごとズボンを下ろされていた。
「にゃにゃにゃっ、にゃにをしてるんですかーーーーーっ!!!??」
 不幸中の幸い、偽装股間を装着していたために大事なものは露出していないが、そういう問題ではない。
「ちっ、まだ付けていたのか……外すぞ」
「だだだ駄目ですよ何するんですかアンリさんやめてーーーーっ!?」
「外さないとできないだろうがっ」
「できないって何がですかーーー」
 股間を引きはがそうとするアンリと、必死に手でおさえる祐麒の攻防。傍から見れば何をしているんだと疑問に思うが、本人達は必至である。
「な、何って決まっているだろ…………よ、夜伽、だよ」
 薄闇の中でも、アンリの頬が赤くなっているのが分かった。
「ふぇっ……? よ、と、ぎ……って」
「わ、悪かったな、今までずっと放置して……これもあたしの仕事だって分かっていたんだけど、逃げてたんだ。でも、もう逃げないから」
「だからちょっと待ってって、そんなこと頼んでいないしっ!?」
「おまえに付いてこの学園に来た時点でそうなんだよっ。それがあたしの役割でもあるんだから、おまえは気にしないで好きなようにあたしを使えばいいんだよっ」
「っ!?」
 その言葉にカッときた祐麒は、強い力でアンリの手を引きはがす。
「好きなように使えばって、道具じゃあるまいし」
「うるさいな、大体、そうでもしないと収まらないんだろ男ってやつは。あたしだって、い、一応、練習とかしてきたからっ」
「えっ!? れれれ練習って、誰と!?」
「は? あ……馬鹿っ、一人に決まってるだろ! だから、バナナとか使ってこう、口淫のだな……」
「それなら良いけど……ってそういう問題じゃなくて」
 祐麒もしゃがみこんで目線をあわせ、アンリの両肩を掴んで正面から瞳を見据える。
「とにかく、こういうことは今後もしなくていいから。そんな仕事だからとかで、好きでもない男にしちゃ駄目だって」
「…………」
「もしかしたら、アンリは仕事として今までもしていたのかもしれないけれど、俺に対しては無理することないから」
「ばっ――――馬鹿野郎っ、こんなことしたことなんてあるわけないだろうがっ、あたしはまっさらな生娘だってんだスカタンが! あたしが夜伽なんてしようと思ったのは相手がおまえだからだし、おまえ以外の相手にはこんなことしねえよっ!」
「ご、ごめんなさいっ」
 諭そうとしていたはずなのに、なぜか逆に怒られて頭を下げてしまった。
「だ、だから、おまえは遠慮とかしなくていいんだよ、分かったか?」
「はい、いや、でも、やっぱりいいから」
「なんでだよ、溜まっているんじゃないのか? あたし以外にこんなことできるやつ、ここにはいない……って、あ、あ、まさか鳥居か!? あの乳に挟んでもらったりしているのかっ、あたしじゃできないからって!」
「違うっ、そんなことしてないから!」
「じゃあ、どうしてるんだよ? 男って、我慢し続けられるモンじゃないんだろ?」
「その辺はどうにでもなるから、ね?」
 アンリはあまり納得がいっていないようだったが、とにかく強引に話しを押し切ることにした。アンリがこの手のことに詳しくないことも幸いした。
「それじゃあ、おやすみなさいアンリ」
 身だしなみを整えて部屋を出たところでようやく一息つく。まさか、アンリがあのような行動に出てくるとは全く予想もしていなかったが、あんな風に思いつめさせてしまったのは間違いなく祐麒のせいだろう。アンリに変に気をつかわせないためにも、これからはより一層、風呂場や更衣室での態度には気を付ける必要があるなと思う祐麒であった。もっとも、そうしようと思ったところで簡単にいくものでもないのだが。

 

 ちなみに。
 どさくさに紛れて殆ど愛の告白としか思えない言葉を発したアンリだが、口にしたアンリ、そして言われた祐麒の方もそのことには全く気が付いていないという、非常に鈍感な二人なのであった。

 

 

第四話 ④につづく

 

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