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【ブックレビュー】楽園ノイズ(著:杉井光)

更新日:

【作品情報】
 作品名:楽園ノイズ
 著者:杉井光
 ページ数:360
 ジャンル:エンタメ
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 女装主人公度 : ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
 こういう人におススメ! :バンド! 青春! 女の子! 

 

■作品について

村瀬真琴はネットにあげている動画の再生回数を稼ぐため、女装して演奏した動画をあげる。
顔出しはしていないしバレないだろうと思っていたら、なんと通っていた高校の音楽教師、美佐緒にバレてしまう。
弱味を握られ、先生にこき使われるうちに出会う、音楽の才能を持った少女達。
そんな彼女たちとの音楽を通したボーイミーツガール。

■良かった点

まず一つ。
女装って、ほんのちょっとだけか!
これは表紙サギと言われても仕方ありませんぞ。
表紙のような女装シーンは出てきません!

まあ、それはそれとして、物語としてはなかなか楽しめた。
主人公の真琴は、音楽が好きで自分でも演奏できるけれど、それほど上手いというわけではない。
そんな真琴が、女装動画の弱味を握られた美佐緒先生からの無茶ぶりで知りあっていくのは、わけありの少女達。

  • ひねくれ者の天才ピアニスト、凛子
  • 華道の家元の娘で、家業と音楽の間で揺れ動くお嬢様ドラマー、詩月
  • 不登校でバンドクラッシャーのヴォーカリスト、朱音

彼女たちはそれぞれ悩みを抱えて音楽から離れかけている。
三人とも、真琴にはない才能を持っているのに、なにがしかの事情、しがらみで音楽を手放そうとしている。
それが我慢できない真琴は、自分に何が出来るだろうかと考えて動く。

結局、彼に、彼女たちにできることは音楽しかない。
音楽でつながっていくのは、読んでいて心地よい。
私は音楽に詳しくありませんが、楽しめる描写になっていると思います。

主人公と女の子達との軽妙なやりとりも楽しい。
やはり、主人公はツッコミ体質じゃないとだめですかね。

けして目新しい設定や物語性があるわけではなく、むしろありがちともいえるかもしれない。
でもそれを一定レベルでまとめられるかというのはまた別の話で、その点、本作はきっちり綺麗にまとめられている。
女の子達三人の話に終わらず、美佐緒先生、そして主人公である真琴の物語まで描いている。

爽やかな青春バンドものとして楽しめる一作。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

三人が仲間になってバンドが出来て、さあこれから!
という感じで終わっている。ここから広げるのは逆に難しいのかもだが、広げて欲しいという気もする。
あと、やっぱり、やるなら真琴も女装してのガールズバンドでやってほしかった。

 

 

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