SF 書評

【ブックレビュー】紫色のクオリア(著:うえお久光)

更新日:

【作品情報】
 作品名:紫色のクオリア
 著者:うえお 久光
 ページ数:323
 ジャンル:SF
 出版社:アスキーメディアワークス

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 見た目と中身が全然違う度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : ガチなハードSF者

 

■作品について

自分以外の人間が“ロボット”に見えるという紫色の瞳を持った中学生・毬井ゆかり。
そしてゆかりの友人。
二人の物語。

■良かった点

レーベルも見た目もラノベである。
表紙は瞳の大きな女の子の顔がドアップで描かれており、「人間がロボットに見える」という女の子の設定で、コミカルな物語なのかな、と本書を手に取る方も多いかもしれない。
しかし読んでみれば、それが間違いだったということが分かるだろう。
本作はラノベの見た目をもった、ガチなハードSFである。
そしてガチな微百合でもある。

物語としては、いわゆる「ループもの」である。
女子中学生が、友人である女子中学生を助けるために世界を周回する。
ループものといえば、何度も何度もトライ&エラーで正解に近づいていこうとするもので、本書もその王道である。
王道ではあるけれど、その展開のさせ方はヤバい。
何がヤバいっていうと、それはもう読んでみてくださいとしか言いようがない。
ラノベ、表紙で思いこんで読み始めると、とんでもないと思いますよ。
だって血なまぐさいスプラッタに、鬱展開を繰り返していく無限ループ。
話の中では普通にガチなハードSFっぽい理論とかが展開されていく。
騙された! といって手放さないように。

確かに、「シュタインズゲート」や「まどかマギカ」が影響を受けたんじゃない? というのも分かる。
ループというか並行世界ものなのか。
並行世界のどこかの自分が、親友を助ける。
それの描き方がやっぱり読み手をひきつけるというかなんというか。

SF者なら表紙にこだわらず手に取ってみて欲しいですね。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

電撃文庫でこれを書いて出版したのが凄いですね。

 

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