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ミステリー 書評

【ブックレビュー】機捜235(著:今野敏)

更新日:

【作品情報】
 作品名:機捜235
 著者:今野 敏
 ページ数:277
 ジャンル:ミステリー
 出版社:光文社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 安定した面白度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : 駄目に見えた人が実は活躍する話しとか好き

 

■作品について

警視庁機動捜査隊、略して「機捜」
機捜に所属している高丸、相棒が怪我をしたことで新たな相棒が着任したのだが、その相手は定年間近の縞長。
これからの苦労を思う高丸だったが、どうせ一時的なことだと諦めることにした。
しかし、一緒に動いてみると、縞長には思いがけない特技があり・・・・

高丸・縞長のコンビの活躍を描いた短編集。

■良かった点

警視庁に「機捜」という部隊があるということを本作で初めて知りました。
色々とあるものですね。
「機捜」の役割は、文字通り機動力を駆使して街の中を走り回って凶悪事件の端緒に触れること。
事件が発生すれば現着して現場の確保や聞き込みをするなどして、やがてくる所轄の警察に引き継ぐ。
いわば縁の下の力持ち的な役割ということ。

そこに新たに配属されてきた縞長。
本来なら体力と機動力のある若手が配属されるが、白髪頭で定年間近で、冴えない風体で戦力になるとも見えない。
相棒となる高丸も期待せずに組むが、実は冴えないおっさんに見えて実力を秘めている刑事だった。
というのは、設定としては奇抜でもなんでもないが、だからこそ読んでいて気持ち良いものがある。

縞長はかつて捜査共助課の見当たり捜査班に所属しており、多くの指名手配犯の顔を記憶している。
だから、機捜として街を巡回している中で記憶にある顔を見つければ、そこから犯罪を見つけ、事件解決に導いていくのである。
かつて刑事の頃はへまばかりで活躍できなかった縞長だが、背水の陣で見当たり捜査班で死に物狂いで指名手配犯の顔を覚え、検挙する術を身に付けて来たのである。
刑事時代に見下していた相手を捜査で見返したり、駄目だと思えた縞長が長い警察官生活の中で色々とやってきたことが読んでいく中で分かってくる。
物凄い刑事ではないけれど、実はちょっとした男なのでは?
そう思わせてくれる。
ていうか、十分に凄いと思うけれど。

短編で一つ一つの話は短く読みやすい。
どんでん返しとかそういうのはないけれど、期待を裏切ることはない安定の今野作品である。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

淡々として進んでいき、ハラハラドキドキするような展開ではない。
その辺を期待して読むと、肩透かしをくらうかもしれない。

 

 

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