【作品情報】
作品名:ひまわりの祝祭
著者:藤原伊織
ページ数:544
ジャンル:ミステリー
出版社:講談社
おススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
ハードボイルド度 : ★★★★★★★☆☆☆
こういう人におススメ! : 哀愁漂うミステリーを読みたい
自殺した妻は妊娠を隠していた。
何年か経ち彼女にそっくりな女と出会った秋山だが、突然まわりが騒々しくなる。
ヤクザ、闇の大物、昔の会社のスポンサー筋などの影がちらつく中、キーワードはゴッホの「ひまわり」だと気づくが……。
ゴッホの幻の「ひまわり」をめぐる美術ミステリー。
・・・うわ、滅茶苦茶久しぶりに藤原さんの作品読んだ!
なぜかいきなり、藤原さんの本を読もう!
てな気になったもので。
本作はハードボイルド、になるのか?
主人公は、妻の自殺を機に引きこもり生活に入っているデザイナーの秋山。
学生時代は美術の方面で名を売り、その後はデザイナーとして売れっ子でもあったが、最大の理解者であった妻を失いやる気のない男に。
そんな秋山に突然降りかかってきたような騒動。
きっかけは、かつての同僚が訪れてきて、500万円を捨てたいので協力して欲しい、という妙な依頼から。
そこからカジノ、ヤクザ、妻に似た女、等々、怪しげな出会いが続き。
それは、ゴッホの「ひまわり」を中心に動いていた。
様々な人間がそれぞれの思惑をもって動く。
登場人物たちも妙な味わいを持っており、中盤以降の動きはなかなか読ませてくれる。
秋山は頭が良いというか、キレるんだな。。。
序盤がなぁ・・・
なんというか読みづらいというか、主人公に魅力を感じられなかった。
あと、彼女の行動が理解できなかった・・・