【作品情報】
作品名:ここがウィネトカなら、きみはジュディ
著者:テッド・チャン,クリストファー・プリースト等
ページ数:480ぺージ
ジャンル:SF
出版社:早川書房
おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
タイムトラベル度 : ★★★★★★★★★☆
こういう人におススメ! : 大好き!時間モノSF!
世に多く出されている、いわゆる「時間モノ」SF。
タイムトラベル、タイムスリップ、タイムリープ、ループもの、等々。
様々な作家の描く時間SF13編!<br>
時間モノといえば日本人が大好きなジャンルです(断言)。
特にループものなんかはゲームではよく使われます。まあ、ループはゲームと相性が良いですからね、スキップできるとか、絵や文章を使いまわせるとか、そんな中で些少な違いを少しずつ出していくとか。
個人的には「マブラヴ」や「クロスチャンネル」、「Never7」、とか好きです。どれも古いですね。
小説に関しても時間ものは多数出ています。有名どころではグリムウッドの「リプレイ」をはじめとして、「タイムリープ」、北村薫さんの三部作、などなど。
本書は、そんな時間系SFに絞って編集されたアンソロジーなので、その手のものが大好物な方には垂涎の本となっています。
執筆者も、テッド・チャン、クリストファー・プリースト、スタージョン、ロバート・シルヴァーバーグ、といった錚々たるメンバーが並んでおります!
時間を扱うのは、恋愛とロマン、そして悲劇がよく似合う。
収録されている作品もそれらをあますことなく楽しめる。
【限りなき夏】クリストファー・プリースト
プリーストらしい作品。
人間の時間を止めるカメラを使う人々がいる世界。とある姉妹への想いに揺れる男。そして二人の想いが通じ合ったその瞬間。
芸術的というか、美しくロマンティックな作品。
【昨日は月曜日だった】シオドア・スタージョン
スタージョンの短編って面白いよなぁ。
月曜日に寝て、起きたら水曜だった! って話(笑)
【ここがウィネトカなら、きみはジュディ】F・M・バズビイ
表題作。そして、錚々たる執筆陣を差し置いて表題作になるだけの作品である。
そしてタイトルが素晴らしいですよね。
これ、どうゆうことなの? と読みたくなる。
そして読めばわかります。
時間モノが好きな人はもちろん、別にそうじゃなくても楽しめる一冊!
ヤングやジャック・フィニィは入っていないのね。
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ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選 (ハヤカワ文庫) [ 大森望 ] 価格:1,015円 |