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【ブックレビュー】ピエロがいる街(著:横関大)

更新日:

【作品情報】
 作品名:ピエロがいる街
 著者:横関 大
 ページ数:256
 ジャンル:ミステリー
 出版社:講談社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 心温まるミステリー度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : どんでん返しとか好き

 

■作品について

兜市の市長は「会いに行ける市長」というスローガンを掲げ、日々の仕事に精進していた。
しかし兜市では大手企業が撤退したことから不況が街を覆い、苦しい状況が続いていた。
そんな中で発生した殺人事件で市長に疑惑がかかる。
そんな色々と困っている兜市で、一人のピエロが動いていた。就職活動に失敗していた立花を助手に、兜市のための動くピエロ
そのピエロの正体とは?

■良かった点

これは横関さんらしい作品ですね!
幾つかの視点で物語が同時並行的に進み、ラストでそれらが一点に集約して結末を迎える。
ただ終わるだけではなく、ちゃんとラストにどんでん返しというか、ひっくり返してくれるのも、やっぱり横関さん。

横関さんの作品の良いところは、やはり読後感が良いことですね。
もちろん事件が起きるわけですから悪い人間もいるのですが、基本的には良い人ばかり。
彼らが良い結末を迎えるのですから、読んでいる方としても気持ち良くなるのは当然の事。

就職の上手くいかない青年、痴漢の冤罪をきせられた医師、不遇をかこっていた者が立ち上がっていく。
その裏には一人のピエロがいた。
派手なピエロの格好をしながら、人知れず兜市のために色々と活動するピエロ。
決して派手なことはない(外見と反して)
物凄い盛り上がりがあるというわけではない。
それでも、読んでいてなんだかほっこりするし、先が気になって読み進めずにはいられない。

どのようにして兜市の不況を立て直すのか。
殺人事件の犯人は誰なのか。
ピエロの正体は誰なのか。

全く要素の異なる謎が複数散りばめられていて、それがバランスよく解決に向かっていく。
一つ一つというよりも、そういう絡みがあって面白さを引き出しているのだろう。

最後を読んで、「あー、騙されてしまった!」とは素直な感想。
思い込みとかあったなー、でも決して悔しいものではない。
嫌な騙され方ではなかった。

楽しく肩の力を抜いて読めて、それでいて一気に読める。
そんなナイスな作品。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

ぐわーっ! というような盛り上がりがあると更に良かったのですが、まあ横関さんの味ですからね。

 

ピエロがいる街

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