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【マリみてSS(祐麒×志摩子)】ホワイトプリンセス・ナイト <その1>
出会いは、秋の初め、いや、夏の終わりだったのか。 どちらにせよ、銀杏の葉が色づき、実が落ちるにはまだ微妙に早い季節。学園祭の準備に伴う打ち合わせという、事務的な会合の中で、彼の人とは ...
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【マリみてSS(祥子×祐麒)】お嬢様は心配性?! <その5>
夏休みも間もなく終わり、二学期が始まろうとしている。 相変わらず太陽は力強く空に輝いているし、蝉の鳴き声も耳にうるさいくらいであったけれど、学校が始まるという事実は変わりようもない。 ...
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【マリみてSS(祥子×祐麒)】お嬢様は心配性?! <その4>
突然のことだった。 これからまさに就寝しようかという祥子の前に、彼の人が姿を現したのは。あまりのことに、祥子は体が何かに縛られでもしたかのように、動くことが出来なかった。気にすること ...
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【マリみてSS(祥子×祐麒)】お嬢様は心配性?! <その3>
爽快な気分で祐麒は目覚めた。 同時に、果てしない違和感を覚えてもいた。自宅のベッドの上とは思えない、ふかふかの感触と肌触り。目を開けると飛び込んでくる、豪奢な照明器具や室内の調度品。 ...
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【マリみてSS(祥子×祐麒)】お嬢様は心配性?! <その2>
分不相応だと分かっていながらも、小笠原家のパーティに足を向けた。来ると決めたときから、場に合わない異分子だということは予想できていた。だから、最初は少し躊躇いもしたけれど、肝を据えて立 ...
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【マリみてSS(祥子×祐麒)】お嬢様は心配性?! <その1>
小笠原清子は心を悩ませていた。 心を悩ませているその原因とは、愛すべき娘、祥子のことであった。 祥子が男嫌いであることは、清子も気がついていた。祥子はその容貌の美しさから、また小笠原の娘というこ ...
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【マリみてSS(令×祐麒)】想いを握りしめて
~ 想いを握りしめて ~ 『ちょっと神無月くん、どうしてそんなに私にからむのよ?』 『いいだろ、そんなこと。先輩には関係ないからー』 『関係なくないでしょ、私の目につくようにわざとやっていない?』 ...
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【マリみてSS(真美×祐麒)】甘くてすっぱい贈り物
~ 甘くてすっぱい贈り物 ~ 商店街のメインストリートに流れるのはクリスマスソング。様々な化粧をされた個性的なツリーが各店の前に並び、マスコットキャラはサンタの格好をしたりトナカイの格好をしたりと、 ...
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【マリみてSS(克美×祐麒)】視界クリアー <後編>
繋がれた手が感じるのは、人の温もり。 そういえば、誰かと手を繋ぐ、なんて久しぶりだなと思った。リリアンでは姉も妹も持たなかった私は、特別親しい友人もいないということもあり、学校内でもあまり手を繋い ...
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【マリみてSS(克美×祐麒)】視界クリアー <前編>
自宅で、リビングから冷蔵庫に貼られていたチラシに目をこらしているときだった。ファッション雑誌を手にリビングに入ってきた妹の笙子が、私に非難の視線を向けてきた。 「お姉ちゃん、目つき悪いよ」 「え?」 ...